注文住宅の外構見積もりが高い!20%以上安くする方法を紹介
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住宅・リフォーム
注文住宅の外構費用って、高くて悩みますよね
「外構って、こんなにかかるものなの!?」
マイホーム完成まであと少しだけど、ハウスメーカーから出された外構の見積もりが高すぎてびっくり…
「マイホームあるある」ですね。
外構はどうしても後回しになりがちで、つい家自体にお金をかけてしまい、気づけば「外構にまわす予算がない!」なんてことになりかねません。
実際、友人が建てた家に遊びに行くと、インテリアにこだわった素敵ハウスなのに、外構は土や砂利がむき出しでアレ、なんか微妙?…なんてことが結構あります。
家で一番始めに目に入るのは外構部のため、第一印象がイマイチになってしまい「もったいないな〜」と思います。
とはいっても、予算オーバーしてしまったら、更にローンを増やすわけにもいかないし、外構はお金が貯まるまで我慢、という選択になりがち。
でも実は、同じような品質の外構工事を、ハウスメーカーの見積もり金額より、もっと安くできる方法があるんです。
同じ内容なのに、20%以上安くなることも…。
家づくりって、そもそも大きなお金が動くので金銭感覚がおかしくなって、50万円とかが安く思えちゃったりするんですよね…。
実は私も先日家を買ったのですが、今思い返せば、「あそこで余計なお金払っちゃったな…」というポイントがいっぱいあります。
せめてこの記事が、家づくり中の人の参考になりますように!
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注文住宅の外構、20%以上安くする方法とは?
そもそも、ハウスメーカーを通しての外構工事が高くなるには理由があります。
その理由とは、ズバリ「中間マージンを取られるから」。
ハウスメーカーに外構工事を依頼しても、実際に工事をするのはハウスメーカーではなく、下請けの外構業者。
けれどもハウスメーカーを通すことで、実際の工事費の他にハウスメーカーの取り分が、「施工管理費」とか「諸経費」といった名目で見積もりに上乗せされてしまうのです。
つまり、ハウスメーカーを通さず、専門会社に直接依頼すれば、この20%分の中間マージン分お得になるというわけです。
その金額は、工事費の20%~30%程度と言われています。
結構大きい金額ですよね。
もちろん、ハウスメーカーも何もせずにお金だけ取ってるわけではなく、スケジュール調整など細かな窓口機能を担ってくれています。
後述しますが、専門会社に直接頼むのも結構手間がかかるので、お金に余裕があるならば、ハウスメーカーを通して進めるのもいいと思います。
外構の専門会社に頼むことの、メリット・デメリット
ハウスメーカーを通さずに外構の専門会社に依頼した場合も、メリットデメリット両方あります。
【メリット1】同品質の工事を安くできる
「ハウスメーカーを通した方が、高い分、より質の高い工事をしてくれるのでは?」と思いがち。
でも自分で探した専門会社も、直接依頼の仕事の他に、普段はハウスメーカーの下請けの仕事をしていたりするのです。
結局同じ会社に依頼することになるのに、ハウスメーカーを通すと、中間マージン分高くなってしまうのです。
【メリット2】依頼先の選択肢が増え、やりたい工事が得意な会社に依頼できる
外構といっても、その範囲は塀、門、カーポートや庭等、かなり幅広いです。
そして外構の専門会社も、「デザイン性に富んだ庭が得意」「中堅クラスのカーポートに強い」など多種多様。
一方、ハウスメーカーを通した場合は、そのメーカーと提携している下請け業者にお願いすることとなります。
提携していない会社にはお願いできません。
自分で会社を探す場合、自分の要望に合わせて、そこを強みとする会社に依頼できることは、大きなメリットです。
特に、雑誌で見るような緑いっぱいのガーデンや、おしゃれなアウトドアリビングなど、外まわりにこだわりたい人は、こだわり部分を得意とする依頼先に頼むのが成功の近道。
逆に、「強いこだわりはないけれど、そこそこ見栄えのする外構をできるだけ安く」といった要望が得意な会社も存在します。
余談ですが、私も新築戸建てを買ったとき、メーカーのインテリア担当から提案された「カーテン」の見積もり書を見て、金額に愕然としたことがあります。
「手持ちの家具は無印良品が多いので、それに合う感じで…」とお願いして、担当の方は一生懸命、限られた提携メーカーの中から「無印っぽいカーテン」を探してくれたのですが、いかんせん高い…。
「これなら自分で無印で買った方がいいのでは…」と思い、無印に見積もり取りに行きました(やっぱり安かった)
私はそこまでインテリアにこだわりはないのですが、ハウスメーカーが提案してくれるインテリアは、逆にハイスペックすぎることが多かったです。
『もっと安くて無難なやつでいいです』…と何度思ったことか…。
さてここからは、自分で会社を探す場合のデメリットです。
【デメリット1】手間がかかる
自分で外構の専門会社を探すとなると、やはり手間がかかります。
ハウスメーカーを通す場合と違い、打ち合わせのアポ取り・スケジュール調整なども自分で対応しなくてはなりません。
また、ハウスメーカーを通して紹介された会社は、そのハウスメーカーのデザインに精通している場合が多く、一体感のある仕上がりが期待できます。
一方自分で外構の専門会社に依頼する場合は、建物との一体感が出るような提案をもらうために、建物の平面図・立面図・3Dパースなどを渡すなど、外構の専門会社側への情報共有が必要になります。
また、何か不具合が起きたとき、ハウスメーカーを通していた場合はハウスメーカーが保証してくれます。
一方自分たちで外構の専門会社に依頼した場合、保証内容は個別に会社に確認しなくてはいけません。
私が家を買ったときは、「これ自分で手配した方が安そうだな〜」と思いつつ、「もーー面倒くさいからいいや!」と、ハウスメーカー任せにしたものがいくつかありました。
例えばエアコン。
提案されたのは割とグレード高めなエアコン。
もう少しグレード落として安いの探してもいいかな〜と思いつつ、遠方への引っ越しだったこともあり、工事手配のために行き来する手間も大変だなと迷い…。
結局、ハウスメーカーに依頼してしまった方が、「パイプの処理もキレイにできる」というのが最後のひと押しになり、任せてしまいました。
その選択も間違いではなかったと思いつつ…家具を買う段になって、「あそこで数万浮かせていれば、こっちのウォルナットのダイニングテーブル(3万高い)が買えたのに…」と思ってしまいました。
【デメリット2】会社探しの難易度が高い
外構の専門会社、探すの結構大変です。
そもそも自社でホームページを持ってて営業活動を行ってる会社の方が少数派。
大半の会社は、いくら検索しても出てこないのです。
また、検索して上位表示される会社だって、いい会社なのか、自分たちに合う会社かはわからないのです。
会社探しの手段として、周囲に外構工事をした知人がいる場合、紹介してもらうというのは一つの手です。
明らかな悪徳業者に依頼してしまうリスクは減ります。
会社としても、力を入れてお仕事してくれるかもしれません。
ただ、紹介してもらった手前、「断りにくい」「値引き交渉しづらい」などのデメリットも。
また、紹介してくれた人と自分とで、やりたいことがまったく違っている場合、紹介してくれた人にとってはベストな会社でも、自分にとってのベストかどうかはわからないのです。
このように、自分に合う外構の専門会社を探すのは、難易度が高いのです。
外構工事、質を落とさず安く行う方法とは?
外構工事、ハウスメーカーを通すのも、別の会社に頼むのも、それぞれにメリットデメリットがあります。
多少高くなってもいい、とにかく、手間なく安心して、それなりのものをつくりたい!と考えているのであれば、ハウスメーカーに頼むのが無難かもしれません。
一方、少しでも安くしたい、自分が「いい!」と思うものを突き詰めたい!と思うのであれば、専門会社に頼むことを視野に入れるといいと思います。
その場合のお勧めの方法は、ハウスメーカーにも見積もりをもらいつつ、他にも2~3社から相見積もりを取ること。
相見積もりをすることで、プランや金額を比較でき、工事の相場がわかります。
また、様々な会社のアイデアに触れることでプランを練り上げることができるので、工事の後に「こうすればよかった…」という後悔もなくなります。
ただ、相見積もりは大変。
それぞれ個別に打合せし、資料を渡し、見積書を提出してもらわなくてはいけません。
そもそも、候補となる会社を探し出すことも、手間がかかります。
時間が足りないときや、なかなか良さそう会社が見つからない場合、一括見積りサイトの利用も便利です。
一括見積りサイト…自動車査定や引っ越し見積りなど、一度は使ったことがあるのではないでしょうか。
一回の基本情報入力で、複数の会社を紹介してくれるサイトです。
一気に複数社へのアプローチができるので時短にもなるし、「無名の優良会社」に出会えるのも魅力。
ただこの一括見積りサイト、最近は数が増えてきた分、質もバラつきがあります。
「マッチングサイト」と言ってる割に、全然こちらの要望と違う会社が紹介されたり。
私が以前、リフォームの一括見積もりサイトを利用したときは、「壁紙の貼り換えをしたい」って要望しているのに、「弊社は水まわりの交換が得意です!」という会社が紹介されたことがありました…。
条件入力させるなら、きちんと読んでよ!
そんなわけで、玉石混交な一括見積もりサイトですが、外構工事だったら「くらそうねエクステリア」というところがお勧めです。
「くらそうねエクステリア」は外構工事の条件を入力すると、会社を紹介してくれる前に、専門知識を持ったスタッフが、工事に対する要望をヒアリングしてくれるのです。
そして、要望を叶えてくれるベストな会社を紹介してくれます。
また、そもそも独自基準を満たした会社としか提携していないので、紹介される会社はちゃんとしたところばかり。
うっかり「悪徳業者」に依頼してしまった…!なんてこともありません。
そして紹介される会社の中には、普段はハウスメーカーの下請けをメインにやってるところも多いそう。
こういう会社は自社ホームページを持っていないところも多く、自力では探すのも難しいので、貴重です…!
その他、値引き交渉・スケジュール調整や断り連絡など、手間のかかったり気が重い仕事も「くらそうねエクステリア」側が代行してくれるのもありがたい。
家づくりはただでさえやることが多く大変。
便利なサービスはどんどん利用して、プランニングなど、本当に時間をかけるべきところに時間を割くのがいいと思います。
まだある!工事金額を安くする方法
基本的に、「適切な会社に依頼する」ことが、品質を下げずに工事金額を安くする一番の方法。
ですが、その他にもまだやれることはあります。
【方法1】相場観をつけて価格交渉
依頼する会社が見つかってからも、値引き交渉は可能です。
ただし、無理な値引きは会社の士気にも関わるし、やる気を失わせて仕上がりがイマイチ…なんてことになったら本末転倒なので、常識的な範囲で行いましょう。
そのためにも相場観を持っていることは大事。
各社の見積もりを比べることでも大体わかりますが、ネットでも概算金額は調べられるので、見ておくといいと思います。
【方法2】自分たちでできることは自分で行う
何もかも会社にお任せ…だと楽ですが、お金はかかります。
見積もりチェックして、自分たちでできることはないか、確認してみましょう。
例えば、工事前の除草。
自分たちでもできる除草も、お願いすれば数万円かかってきます。
【方法3】会社と相談しつつ、施主支給を検討
今は、あらゆるものがネットで安く買える時代。
外構工事で必要な物も、自分たちで用意した方が安くなる場合があります。
ただし、タイルなど正確な枚数が必要なものや、カーポートなどの大物は、サイズなど間違えるとダイレクトに工事影響し、工期も伸び、余計にお金がかかってきます。
リスクが大きいので、会社としても敬遠しがちです。
どうしても…という場合は、きちんと会社側に相談しましょう。
表札やポストなどの小物は、工事への影響も少ないので、問題ないと思います。
情報収集で賢くコストダウンを
「自分たちで会社を選べば、安く外構工事ができる」ということをはじめとして、コストダウンの方法をお伝えしてきました。
ただ、ここに書いてあることを何が何でも実践すべき!だとは思いません。
時間的・場所的制約もあるし、お金を使ってお任せする、というのも一つの選択肢だと思います。
注文住宅の業者を選ぶときに、外構工事を含めて予算内に収まるように探す方法ももちろんあります。
注文住宅では、複数業者のカタログを一度に取り寄せることができる便利なサービスがあります。
わざわざ住宅展示場とかに行くのも大変ですし、一度に複数のハウスメーカーの話も聞けないので、先に資料で吟味しておくといいですね。
詳しくは公式サイトを見てみてください。
カタログをまとめて取り寄せても無料です。
LIFULL HOME’S 注文住宅 公式サイト:
https://www.homes.co.jp/
もったいないなと思うのは、「検討すらせず、ハウスメーカーの言うがままにお金を払ってしまう」こと。
きちんと情報収集をし、、色んな選択肢や方法があることを理解して、その時のベストの選択をすれば、後悔のない家づくりができると思います。
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