新しいセミリタイアの定義と4つの条件。30代セミリタイアブログ

公開日: 30代セミリタイアブログ

僕のセミリタイア生活について洗いざらい書いていきます

僕は個人事業主として、2014年7月21日に独立しました。
日付に深い意味はありません(とても浅い意味はあります)。

それまでは普通にサラリーマンをしていました。

そしてそこから約1年後に会社を立ち上げ、現在、というか約1年前から新型セミリタイア生活に入っています。

つまり、独立してから4年後にセミリタイア生活を手に入れたわけです。
なんだろうこの胡散臭い書き出しは。

僕のケースは流石にレアパターンなので、この状況を発信して共有してもあまり価値が無いかもなーと思っていました。

「それはあなただからできたんでしょ!自慢乙!」で終わっちゃうのかなーと。

ただ、うまくゴール設定が出来ずに不安を抱えている人、ふわふわしている人は意外なほど多いと感じたので、発信していくことに切り替えました。

再現性があるかは分かりませんが、人によってはどこに向かっていくべきかの指針にはなると思います。
そもそも、何でも完璧な再現は無理ですからね。

今回の記事は基本的にはアフィ界隈・ブログ界隈の人向けに書きますが、一般の人でも読めるように配慮します。

今後セミリタイア関連の特化ブログを作るかもですが、今のところこのブログに書いていきます。
「30代セミリタイアブログ」というカテゴリーを作ります。

セミリタイアに興味のある人、そうじゃなくても独立してどこを目指していけばいいのかよく分からない人には読んでみてほしいです。
リアルを追求します。

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新しいセミリタイアの解説

早速ですが、タイトルにも書いた「新しいセミリタイア」について解説していきたいと思います。

新しいのを説明する以上、従来型のセミリタイアのイメージを共有しておきましょう。

従来のセミリタイアイメージ

1.田舎で悠々自適。農業しつつDIYしつつ暮らす
→団塊の世代の早めリタイアパターン

2.南の島で暮らす。ゴルフ三昧サーフィン三昧
→大橋巨泉パターン(古い?)

3.少ない資産でミニマリスト生活(東南アジアへの移住含む)
→若い世代にも意外といそうなパターン。今のネットのセミリタイア情報はこれ系が多い?

僕の中ではこんなパターンがイメージできます。
上の2つはセミリタイアというより普通にリタイアなのかも。

でも、大橋巨泉も芸能界をリタイアしたあと、現地でグッズショップとかはやってましたからセミリタイアですよね?(だからネタが古い)。

もしかすると、僕のイメージが貧困なだけで他にも色んなパターンのセミリタイアがあるのかもしれません。

不安になったので嫁にも「セミリタイアって何?」って聞いてみました。

4.50歳くらいで早期退職して、趣味の蕎麦屋とか始めるイメージ

とのこと。なるほど。

元の仕事を辞めて、それまでのしがらみから脱却して自由に暮らすというイメージが強いのかもしれません。

従来型のセミリタイア、惹かれますか?

で、いきなり率直に言いますが、上記のような価値観があるのは理解できるけど個人的にはどれもあまり惹かれないんですよ。

1 → 田舎、不便で虫多くてムラ社会で嫌じゃない?w

2 → 南の島、旅行で行けばいいじゃん。毎日ゴルフとか飽きるでしょ

3 → 細々と暮らすくらいなら普通に働くわ。そして日本がいい

4 → これは悪くないけど、いきなり始めた蕎麦屋とか大変よ?w 元の仕事に近いことで良くない?

個人的に惹かれない理由を書き出せばこんな感じですが、それを求める人を否定する気は全くないです。
価値観は多様で問題ない。

なので、こういうセミリタイアを望む人はここには答えはないので他に行ってください。

ただ、僕の感覚だと、同世代でこういうセミリタイアを望む人はそんなに多くないと思うんですよね?
実際どうなんでしょうか?

1~4の方法がピンとこない理由って、元の生活を若干否定している感じがあるからかもしれません。
脱却感が強い。

僕からすれば、元の生活の延長が欲しいんです。
分かりますよね?

新型セミリタイアの5つの定義

では、僕が目指していた、そして実現できた「新しいセミリタイア」の定義について解説します。

本当は定義なんていらないんだけど、それを明文化しないと始まらないのでw

これをもうちょっと丁寧に解説します。

1.地方都市含む都市部orそのベッドタウンで生活
→便利さ、子供の教育環境

2.第一線で仕事をし続ける
→やりがい、社会との繋がり、収入の維持

3.労働時間を短縮、生活にメリハリをつける
→長時間労働グセをやめる。趣味や家族に時間を使える

4.節約生活はしない
→消費を楽しめなければリタイアの意味がない。家族旅行も色々行きたい

5.できれば興味と仕事を重ねる
→「リタイアしようと思えばいつでもできるが楽しいから辞めない」が望ましい

こんな感じ。
「新しいセミリタイア」という言葉とは裏腹に目新しさ0 笑
奇をてらうつもりは全くないのです。

多分、30代から40代には賛同しやすい価値観だと思う。
でも、僕らがバブル世代のエネルギッシュさに引くみたいに、20代前半さとり世代とかだとまた違うんだろうなー。

僕らの位置から見ると、上の世代も下の世代もなんか極端に見えちゃうんですよ。
そういうのが目に付きやすいだけかもですが。

「仕事も遊びも全力で!」みたいな暑苦しいのは嫌。
「人並み以下の生活で細々生きていく」も嫌。

普通にバランス取って生きていきたいということです。

ではもうちょっとだけ踏み込んで書いてみます。

1.地方都市含む都市部orそのベッドタウンで生活

1に関して、都会のど真ん中は嫌なんですよ。
独身、新婚ならありですが、子供の生活環境としてはやっぱり難しいですからね。

都心部にすぐにアクセスできる落ち着いた場所がいいですよね。
僕の場合は現状は地元の名古屋市内に住んでいます。

子供の学校のしがらみがなければ、横浜とか福岡とかは住んでみたい場所ですね。
必ず転校がつきまとうのでそう簡単には引っ越し出来ないですけどね。

2.第一線で仕事をし続ける

2に関して、やっぱり仕事が完全に無くなったら暇過ぎるんですよね。
かと言って単純労働はしたくない。

なので、特定の分野で第一線で仕事ができるのは人生の刺激としてとてもいいです。

たまにしんどさを感じるときもありますが、その程度のストレスは必要だと信じてw

個人で完結する仕事はオススメしません。社会性がなくなる。

僕の場合はWebマーケティング、Web広告周り全般をやってます。
アフィリエイターとしてコンテンツ作りというプレイヤーもやってますし、もう少し上流の仕事もやってます。

この仕事の良いところは、知的労働の側面があるので頭を使えば労働時間をギュッと短縮しつつパフォーマンスを高めることができることです。

一応書いておきますが、これは他人を馬車馬のように働かせて自分は悠々自適にしてるというわけではないですからね。
その嫌な構造になりにくいのがこの仕事のメリットなわけで。

もちろん仕事なので他人と絡みは多いし、その人は従来型の労働をしていることは多いです(相手は普通にサラリーマンだったりするし)。
ただ、搾取構造で収益を生み出せと言ってるわけではないのでご注意を。

ここを間違うと結構取り返しのつかないことになると思っています。

3.労働時間を短縮、生活にメリハリをつける

3に関して、結局これがセミリタイアの定義というか、重要なポイントでしょう。

僕は現在9:00~12:30辺りをコアタイムと考えて、「仕事をする時間」と決めています
それ以外は基本自由。

サラリーマン時代からずっと感じていたんですが、午前中は仕事がはかどりますが、午後はダラダラして全然仕事が進まないんですよね。
だったらやらないほうが健康的という話。

あと、僕の場合は経験的に時間の自由が効くほうがパフォーマンスが上がるんですよね。

もちろん、独立当初のガムシャラ期にワークライフバランスなんて考えてたら成功しませんよ。
その頃は1日14時間労働とか睡眠時間削るとか普通に頑張ってました。

別に縛りがあるわけではないので、打ち合わせとか集計とか、自分が楽しいだけの仕事は午後にやることもありますね。

また、午前中もずっとトレードしてて仕事らしい仕事は一切しないことも普通にあります。
トレードも仕事の一つと言えばそれまでですが。

もっと言えば、気が乗らない日は普通に仕事はしません。

僕らのような仕事はとにかくダラダラと仕事しがちです。
プライベートとの境が薄いのでずっと出来てしまう。

潤いのある生活のためにはメリハリが重要と考え、これを続けています。

一つ強いことを言うと、目的があり効率を強く意識した3時間労働と、あまり頭を使わずダラダラ作業をやってる10時間労働であれば、僕らの仕事であれば確実に前者が勝つという強い信念みたいなものは持っていました。

「それを結果で証明してやるぞ!」みたいな気持ちは持ち続けていましたよw

4.節約生活はしない

4も重要で。
この界隈?ブロガー界隈?特有だと思うんですが、節約志向が持て囃されすぎだと思うんです。

でも、そんな人生楽しいの?と思ってしまうわけです。

別に馬鹿みたいに豪遊したいとか、やたらと物欲があるとかそういう話じゃないんですよ。
僕、物欲無いですし。

ちょいハイステータスでセンスのある消費ってのは普通に楽しいわけですよ。

もっと言うと、消費は社会にとってプラスになることをもっと理解したほうがいいと思います。
消費というのは、相手にとっての売上なんですよ?

言い換えれば、過度な節約は社会全体から見ればマイナスです。
これがデフレの原因の一つなわけで。

お金を持つということは、世の中のサービスや商品に対する選挙の投票権をたくさん持っているような状態です。

自分が良いと思うサービスや商品に積極的に投票すれば、そのサービスや商品は生き残る確率が上がります。
より良くなる可能性もあるでしょう。

良いもの、頑張っているものが評価され潤うのは良いことだと思いませんか?
それが資本主義経済の基本であり原動力だと思います。

きちんとお金を稼いで、良い消費をすることで良い循環が生まれます。

僕らに求められることは、無駄遣いをしないことではなく消費のセンスを磨くことです。
消費でも世の中に貢献できることは覚えておいてください。

あと、個人的にはポイント系が嫌いなんですよ。
それによって自分の消費の選択権が奪われるのって嫌じゃないですか?
同様に株主優待も好きじゃない。

僕がお金を持ちたかった理由として、「いつでも自分で自由に決めたい」ってのは大きかった。
この辺は長くなるのでまた別記事で詳しく書きますね。

5.できれば興味と仕事を重ねる

5に関して、間違えてほしくないのは「好きなことで生きていく」とは違うということです。
まともに働いたことのない世代にはニュアンスが難しいかも?

仕事というのは社会の役に立ち、価値を提供できるから対価を得られるのです。

それを無視して自分の好きなことをやってそれを発信して生きていくとかは普通は難しいし、うまくいってもどこかで行き詰まる可能性が高い。

じゃなくて、世にある必要とされている仕事から自分の興味に照らし合わせてキャリアを積み重ねていくみたいなイメージ。

例えばYouTuberという存在は今は世に必要とされている仕事と言えるでしょう。
でも、好きなことを発信して価値が生まれる可能性は低いですよね?

成功しているYouTuberは消費者のニーズを先回りして努力しているわけです。

僕の場合、興味が強いのは「インターネット」「金融・投資」でした。

20代のとき、その2つの中で「インターネットを主の仕事」「金融・投資は趣味の延長というか個人で突き詰めていく」と決めました。
現状はそれがうまくいった感じです。

反対にしていたら大変なことになっていたかもしれませんw

気づいたらセミリタイア生活にたどり着いたわけではない

「新しいセミリタイア」の定義、どうですか?

「あー私が実現したかったの、これだわ」という人、多いと思うんだけどなー。

ただ、それと同時にハードルの高さを感じた人も多いでしょう。

勘のいい人であれば、これを実現するための貯蓄がどれくらい必要で、仕事をする上での専門スキルがどれくらい必要で、かつそれが業種を選ぶことは分かると思います。

現実的に考えるほど「こんなの無理!」「これが実現できたら苦労してねーんだよ」と感じちゃう人も多いでしょう。

そういう人にお伝えしたいこととして、僕の経験上、

「頑張って仕事してたらこんなことになっちゃいました!」ではない

ということがあります。
今回の記事の中での主題はこれかも。

そもそも論として、イメージがあるから実現するんです。

記事が長くなってきちゃいましたが、ここは重要なので丁寧に書きますね。

2007年の僕のイメージを明文化したものを共有

僕の場合は、2007年に↓の本を読みました。

今、Amazonで見てみたら「お客様は、2005/12/12にこの商品を注文しました。」って出てきました。
だから最初に読んだのは2006年かも。

スモールビジネス本でなかなか面白いので良かったら読んでみてください。

で、別に「この一冊が僕の人生を変えた」とかそういう話じゃないです。
僕にはそういう本は一冊もありません。
本読んだくらいで人生変わるかよっていうw

この本も当時たくさん読んだ起業本の一つでしかない。

ただ、本の中に「自分の人生の質問事項」みたいなのがあり、それを素直にやってみました(147Pに書いてあります)。
質問内容を抜粋するとこんな感じ。

  • 私はどんな人生を過ごしたいと思っているのか?
  • 私は毎日どんな生活を送りたいのか?
  • 人生の中で何を大切にしたいのか?
  • 2年後、10年後、20年後、そして人生の終わりに近づいたときに何をしていたいのか?
  • 夢を実現するためにはどれくらいのお金が必要か?いつまでに必要か?

では、当時の僕が書いた回答をそのまま一部抜粋してみます。
独身の頃に書いています。

【私は毎日どんな生活を送りたいのか?】

・貧乏でやりたくもない仕事に追われる生活だけは嫌だ。贅沢にはそれほど興味はないが、お金を使いたいときに不自由がなく、文化レベルの高い生活を送りたい。

・趣味や食生活に力を入れたい。趣味と仕事が繋がっていると、なお良い。

・知的好奇心が強いので、色々なことを勉強していきたい。単純に面白いし、なおかつ得をすることが多い。

・家族とペットに囲まれる幸せな毎日が良い。だから単身赴任は避けたい。

・睡眠時間が少なすぎるのは若いうちは耐えられるが、歳をとってからは無理だと思う。体育会系の強さはない。中年以降、多忙すぎるのは避けたい。

・基本的には生涯日本の都市圏に住みたいと思っている。東京近辺か名古屋。今後、地域格差はますますひどくなると思う。

【2年後、10年後、20年後、そして人生の終わりに近づいたときに何をしていたいのか?】

・2年後は、そろそろ結婚しているかもしれない。仕事は、自分のやるべきことを見つけて、走っていたい。独立でもサラリーマンでも形は問わない。

・10年後は、仕事を充実させながらお金はそれなりに持っていて、子育てに力を入れたい。なるべくなら3人作って、頭が良くて面白くて前向きな男の子と、かわいらしい女の子を育てたい。男2、女1がベスト。女、男、男の順が完璧

・20年後は、仕事はリタイアとは言わないが、やろうと思えばいつでもリタイア生活ができる状態が望ましい。リタイアできるが、まだやりたいことがあるからやっている、という状態がベスト。本当にリタイアして、何かの研究や勉強をするのもいい。子供の成長を楽しむのもいい。

・人生の終わりは、面白い子供を育てきって、男の子は世に羽ばたいていき、それを見ながら奥さんと豊かな老後を送りたい。老後でもやりたいことがたくさんある状態が望ましい。自分が頂点の家計図をにこにこ眺められる状態が嬉しいかも。

この前久々にこれを見つけて読み返してみましたが、正直びっくりしました。

12年後の今、大体そのまま実現できている。
というか、20年後のイメージを前倒しして実現している。

新しいセミリタイア生活とは結局、僕が12年前に思い描いていた理想の生活だったわけです。

なので、独立して4年で実現しましたが、実際には12年計画だったのかもしれません。

あと、結婚前の男の割に子育てのことばかり書いてるのがかなり特徴的ですねw

でも、それがそのまま今の生活に繋がっているのは僕の日頃のツイートを見てればよく分かると思います。

以前にこんな記事も書いてます。

小1の子供の通知表(成績)が悪い。両親が改善して勉強できるようになった方法全部書く

この続きを書かなきゃいけないことも思い出しましたw

イメージする力、それを実現する力

今の僕の状況をそのまま再現するのは正直結構難しいし運も必要だとは思いますが、12年前に明文化してイメージしたら実際に実現した人がここにいることは間違いありません。

それだけ、イメージの力は強い。

何をするにしてもそれを軸にして考えられるからブレないし、外からの情報に振り回されない。

アフィリエイトがどうとか、独立・法人化がどうとか、仮想通貨がどうとかそういう話ではないのです。
そんなのはたまたま手段だった、通り道だっただけで。

まずはイメージが重要だということは最初に伝えたいことですね。

ここから12年後で考えれば、もしあなたが僕と同じようなことを実現できたとしても、おそらく僕とは違う道を通ると思うので。

セミリタイア生活を実現できる4つの条件とは

続いて、このセミリタイア生活を実現できる具体的な4つの条件を書いていこうと思いましたが、流石に記事が長すぎる。

なので、続きは次回で。
できるだけ早いうちに書きます。

実現するための細かなポイントも順番に記事化していく予定なので、応援よろしくお願いします!

【追記】

続き書きました!

新しいセミリタイアに必要な資産と仕事。経験者が必要な条件を解説

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