カジノ法案とパチンコ業界の関係性、影響力。依存症懸念は嘘?
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気になったニュースをピックアップして解説
いやー実に分かりやすい!
久々に色々つっこみたくなるニュースがあったので記事にしてみます。
カジノ、日本人はNGに=依存症懸念で働き掛け-厚労省
厚生労働省は、海外からの観光客誘致の一環として政府内で検討が進むカジノ解禁に関し、ギャンブル依存症患者が増加する懸念があるとして、日本人の利用を認めないよう求めていく方針だ。
安倍政権は内閣官房に検討チームを設け、米国やシンガポールなどの先進事例の調査に乗り出しているが、同省は関係府省に対し、解禁の場合も利用者は外国人観光客に限るよう働き掛ける。[jijicom]
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201408/2014081800403&g=eco
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日本人の依存症懸念だって?いい建前ができましたね!
以前にも書きました通り私はギャンブル肯定派でありアマチュアギャンブル研究家でもあるので(多くのギャンブルで勝ち越しています)、カジノはさっさと作ってしまえばいいと思っています。
そんな中で、上記はなかなか興味深いニュース。
以下、記事の抜粋。
厚労省は、観光立国推進のためのカジノ整備自体には反対していない。
一方で、依存症などの精神疾患対策を所管する立場から、カジノ解禁によってギャンブル依存症患者が増える事態を懸念。
それを避けるため、日本人の利用を認めないよう訴える考えだ。同省によると、日本人はパチンコなど、ギャンブルに比較的のめり込みやすい傾向が統計上見て取れるという。
こんな文章、真に受けちゃダメですよ(笑
パチンコ業界には最高のシナリオ
これ、とてもよく考えられていると思います。
誰にとってよく考えられているかって、もちろん「パチンコ業界」ですね。
これほどパチンコ業界にとって嬉しい政策はないですよ。
素晴らしいシナリオが出来上がってきましたね。
以前にも書きましたが、パチンコ業界の利権や政治、警察との癒着はすごいものです。
参考:日本カジノ合法化への道。場所は大阪?パチンコ業界の利権
で、仮に上記が実現したとすると、パチンコ業界は利益の二重取りができるわけですね。
つまり、日本人からはこれまで通りパチンコに通ってもらって利益を上げ、外国人からは観光に来てもらいつつ、カジノで利益を上げるわけですね。
カジノの運営母体は競馬のように国になったとしても、その周りでは物凄い利権が発生するわけです。
例えば、スロットマシンとか両替機などのハード面もそうですし、運営自体も直接国ができる訳がないので、業務委託するわけですよね。
日本人にもカジノを解禁すると、多少なりともパチンコの売上が減少する可能性がありますよね。
もちろんあちこちにカジノがポンポン出来るわけではないので、その影響は軽微だとは思うんですが。
それでも、国内はパチンコで安定させておき、カジノを単順にプラス要因にできるほうがおいしいですよ。
上記の通り建前も立てやすいですね。
誰も反発しにくい。
ギャンブル大国日本が、今更依存症を懸念?
現在、世の中にどれほどのギャンブルが溢れていると思いますか?
パチンコを筆頭に、スマホ一つで丁半博打ができるFXのバイナリーオプションまで、いくらでもギャンブルなんて溢れているんですよ。
それこそ、大学の講義を聞きながら、電車で移動中、仕事の営業の合間にも、どんなときでもスマホで簡単にギャンブルができてしまう時代です。
その時代に、カジノ解禁によってギャンブル依存症患者が増える事態を懸念なんて言われても、誰が信じるんだよって話ですね。
何度も言うように、カジノはパチンコ屋のようにそこら中にポンポンできるものではないんですから。
せいぜい国内に数箇所ですよ。
依存症って、依存しようにも移動が大変ですよ。
近所にあるパチンコ屋や、手元にあるスマホだから依存できるんじゃないでしょうかね。
改めて実感できる、パチンコ業界の強さ
これで皆さんも良く分かったと思いますが、本当にパチンコ業界の権力は強いんですよ。
政治だってがんがん動かせちゃう。
ちなみに、私はネット上のパチンコ嫌いの皆さんのように、それ自体を批判するつもりはあまりないんですよ。
ただ、世の中の真実を皆さんにありのままにお伝えしたいだけです。
世の中は本当に混沌としています。
いや、逆にとても分かりやすいのかもしれません。
パチンコと警察の癒着の分かりやすい事例
ちなみに、私が初めて「パチンコと警察の癒着」を感じた事例を一つ。
私の知り合いが某パチンコメーカーの子会社(パチンコ以外の事業を展開)で働いていたのですが、ある日、役員として新しい人が来るので、小会議室を潰して役員室にしなければならないということになりました。
10人程度の子会社であり、事務所はそれほど大きくなかったので、小会議室が潰れてしまうと仕事はやりにくくなります。
なんだか理不尽な人事に腹を立てつつ、小会議室を役員室にするために立派な机、椅子から一通り揃えました。
しかし、一週間、一ヶ月経ってもその役員はやってきません。
結局、1年経っても役員はやってこず、小さな事務所の中で誰も使わない役員室だけが残りました。
ちなみに、この役員さんは「警察OB」です。
もちろん幹部クラスですね。
もうお分かりだと思いますが、結局、席を置いて報酬を得ているだけの典型的な天下りだったんですよ。
メーカーとしてはOBを受け入れることによって、色々融通を利かせてもらえるってことですね。
せめて少しくらいは形だけでも出勤してくれればいいのに、一度も出勤しませんでした。
この話を連れから聞いた時、「ああ、世の中って本当に単純なんだな」と強烈な印象が残りましたね。
噂には聞いていたけど、こんなことが日常的に当たり前のように行われているんだろうなーと感じました。
まとめ
果たしてこの形で法案は進んでいくのでしょうか?
これからもチェックしていきたいと思います。
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