キャビテーションが効果ない理由は仕組みにある。痩せられる条件とプロの本音

キャビテーションのみでは効果がない理由を解説

「他の細胞は一切傷つけず脂肪細胞にだけ効果がある超音波」

「10分程度あてるだけで、おもしろいほど脂肪が溶けてみるみる痩せる！」

「あなたは寝ているだけの簡単ダイエット」

と魔法のようなわくわくする説明がされているキャビテーション。

・そんなうまい話本当に信じていいの？

・本当に安全なの？

・1回でどのくらい効果があるの？

と疑問に思いますよね。

キャビテーションについて書かれているサイトを色々見ても、納得できるような医学的根拠がなくて、効果がどのくらい出るものなのか分かりづらい。

元エステティシャンで痩身エステも施術していたわたしが断言します。

キャビテーション「のみ」で、楽して痩せることはできません。

これだけではまだよくわからないと思いますので、この記事では

・キャビテーションの仕組み

・キャビテーションの効果がないと言われる理由

・どうしたらキャビテーションで効果を出せるのか

・何回キャビテーションを受ければ痩せられるのか

について詳しく解説していきます。

キャビテーションの仕組みについて理解できるようになれば、過剰な広告に騙されて余計なお金を使うことがなくなります。

正しい知識をつけることで、健康的にダイエットに取り組めますね。

まずは、なぜキャビテーションでの仕組みから解説していきます。

キャビテーションとはどんなエステなのか

キャビテーションとは一言で簡単に言うと、「超音波を利用した痩身効果のある機械」のことです。

機械を皮膚の上からあてるだけで痩せるなんてそんなうまい話あるの？と言いたくなりますが、元々は医療技術からきています。

例えば前立腺がんの治療にはHIFUと呼ばれる超音波をレーザーのように、一箇所に集めることで前立腺を切除することができます。

エステでは超音波機器を使った施術を総称してキャビテーションと呼ばれることが多いです。

ちょっと難しいですが、メカニズムとしては特殊な超音波を当てることで気泡を発生させ、その気泡が押しつぶされる衝撃波（キャビテーション）で、脂肪細胞が乳化して、脂肪細胞そのものの数を減らします。

＜1＞脂肪細胞に効果的な周波数を照射して振動させる

＜2＞振動させることにより、マイクロバブルを発生させはじけさせる。これで脂肪細胞を分解する

＜3＞脂肪細胞自体に働きかけることによりサイズダウンを行い、リバウンドしにくい体にする

こんな感じですね。

実際のキャビテーションの様子です▼

キャビテーションはこのように超音波を押し当てるだけで痩せるので、「切らない脂肪吸引」と呼ばれています。

手術や薬がいらないので強い副作用や痛みのリスクがありません。

今まで危険な副作用があったという報告は１件もありません。（不快感など命に関わらない副作用の報告はありますが、ほとんど一時的な症状。）

運動でもなかなか落ないセルライトに直接働きかけるので効果がわかりやすく、１度分解した脂肪細胞は元に戻らないのでリバウンドしにくいのが人気の秘密です。

キャビテーションで「効果がない」と言われる理由

キャビテーションの口コミで、効果がなかったという意見も見かけますよね。

実はエステや家庭用機器は医療行為を行えず、美容の範囲のみでしか施術できません。

そのため脂肪細胞を破壊するほど強力なものではなく、その日効果を感じるくらいのより安全で美容に特化されたものを使用している可能性が高いです。

現役の医師が監修するサイトでも、サロンで使われているものは圧や振動を加えて肌のケアをする程度のものと書かれています。

そのため、1回施術しただけでは一時的な効果がでるだけで、継続的に通って効果を出す必要があるんです。

またキャビテーションは「排泄」がカギですので、排泄する力が弱かったり、脂肪の硬さや皮下脂肪の厚さなど、人によって効果に差が出ることも効果がなかったと感じる１つの要因です。

キャビテーションの効果を出したいなら、排出とセットで行うことが絶対条件

キャビテーションは脂肪細胞を壊して溶かすだけなので、体の外に出さなければ効果がありません。

キャビテーションに加えて「排出」までセットで行うことが、効果を出す条件です。

エステではラジオ波やリンパマッサージなど、排出するメニューがセットになっていることが多いです。

また、キャビテーションの効果を高めるクリームを用意しているところもありますので、そういったエステを選ぶとよりいいですね。

また自分で行うことが出来る方法としては、施術後にハーブティや水（白湯）を飲んで流すことです。

より効果を出すためにキャビテーション後はしっかり「排出」を行いましょう！

キャビテーションは即効性があるのか

医学的には脂肪細胞が減少したかは細胞を取って研究所で見てもらわないと本当のところはわかりませんが、むくみが取れて１回で細くなる効果は十分期待できます。

リンパマッサージだけでも、施術後にウエスト２㎝以上ダウンするのはよくあることです。
メジャーで測ってもらえば、サイズダウンしていることがよくわかりますよ。

またわたしも実際に施術を体験してきましたが、キャビテーション後は脂肪が柔らかくなり、翌朝にはウエストのラインがすっきりしました。

もちろん一時的ですが、すぐ目に見える効果があるのはうれしいポイントです。

キャビテーションの回数、頻度は？

キャビテーション効果の持続時間は約３～４日。
ただし、一時的ですので、続けることが大事です。

キャビテーション痩身は、回数を重ねるごとに緩やかに排出されていきますので、１回で終了ではなく定期的に行うため10回程度のコースを組むことが多いです。

１週間に１、２回のペースで、２〜３か月程度通って効果を定着させるのが理想です。

キャビテーションの効果を高める方法

仮にキャビテーションで今ついている脂肪細胞の数が減ったとしても、暴飲暴食をしていたら太ります。

日々の生活改善なしで痩身はできません！

これはキャビテーションに限らずどんな痩身方法も、食事制限や運動なしではダイエットは達成できないんですよね。

もはや耳タコかもしれませんが、よりキャビテーション効果を出すためにはダイエットの基本を忠実に、自宅で以下のことを実践しましょう。

・セルフリンパマッサージをする

・積極的に水を飲む（理想は１日２ℓ）

・20時以降に食べ過ぎない

・運動することを心掛ける
（目安は１日30分以上のウォーキング）

・塩分の取りすぎに注意

周波数は効果に関係あるの？家庭用機器では効果ない？

キャビテーション機器にもいろいろな種類がありますが、特に気になるのが周波数の違いですよね。

医学的なデータがないので、周波数の違いで効果が違うのかどうかはアドバイスできないとの医師の回答もあります。

医学的に確実なデータではないですが、キャビテーション出力は数値が小さいほど、皮下の深い部分の脂肪にアプローチできると言われています。

・家庭用（個人が買えるもの）
330khz～3000khz

・業務用（エステやクリニックで使うもの）
25～40khz

40kHzや25kHzのキャビテーションは効果が期待できるぶん、体に負担が大きく音波の衝撃も大きいです。

25kHzは体重が３桁を超えている方など脂肪の厚みが大きい方向けで、エステで使用される機器は40kHzが多くなっています。

家庭用キャビテーション機器は安全面を考えると、どうしても業務用より威力はゆるくなってしまいます。

効果を感じるまで長くかかりますが、メリットは自分のペースでじっくり楽しみながら使えることです。

自分に合っている方を選ぶのがいいですが、家庭用のキャビテーション機器も安くはありません。

専用ジェルを用意する必要があったりしてお金がかかってくるので、まずは試しにどんな効果が得られるのか安い体験エステに1度行ってみてから判断することをおすすめします。

キャビテーションが向いてる部位は？

キャビテーションは部分痩せが得意です。

太ももやおなかの部分痩せに使われることが多いですが、全身にも照射できます。

ただ１日で全身を照射するのは体の負担が大きいので、サロンにもよっても違いますが１日に照射できるのは多くても半身まで。

全身したい場合は、数回に分けて2週間ほど期間を空けて施術します。

キャビテーションは溶けた脂肪を外に出すことが大事ですので、1度に広範囲を当てるよりも部分的に照射して、その分マッサージを長くしてもらうほうが良いですよ。

キャビテーション10分、マッサージ50分の１時間が理想です。

サロンによっては顔にも当てることができる機械も用意されているので、小顔効果も期待できます。

キャビテーションは痛い？痛くない？

超音波を利用しているので、キャビテーションは痛くありません。

痛いという口コミも見ますが、その場合の原因は

・エステティシャンが押し込む感じが痛い
（キャビテーションは関係なし）

・ジェルなどを塗っておらず、肌との摩擦で痛い

エステの機器では骨伝導音（頭に鳴り響くキーンと言う音）が鳴りますが、今はシリコン製のヘッドを採用するなど、ほとんど鳴らない機器も用意されています。

また熱を利用しているわけでもないので、やけどの心配もありませんよ。

キャビテーションに副作用はある？

強い副作用はありません。
治療としても副作用やリスクがとても低いと有名です。

赤ちゃんの状態を確認するエコーも、超音波で行っていることを考えると安全性は高いことはうなづけますよね。

軽い副作用として挙げられるのが、主に以下の３つです

・骨伝導音による不快感

・腎臓への負荷
（溶かした脂肪細胞を肝臓へ流すため）

・だるさや眠気

施術後は暴飲暴食をせずに、ゆっくり休んだほうが体への負担も少なくなります。

キャビテーションの注意事項

副作用やリスクはほぼないのですが、万が一のために以下の症状のある方は控えたほうがよいです。

・妊娠中の方
・心臓疾患がある方
・内臓疾患がある方
・血管疾患がある方
・皮膚疾患がある方
・子宮疾患がある方
・皮膚アレルギー、アトピー性皮膚炎の方
・ペースメーカーを装着している方
・体内に金属が埋め込まれている方
・肝機能障害のある方

不安な方は事前にエステサロンに確認してみましょう。

プロが思う、キャビテーションの効果の本音

これまでお話してきたように、1回でも効果はあります。

しかし一時的なものなので継続的に続けなければ効果も続かないですし、効果がゆるやかなので理想の体験にするまでには時間がかかります。

つまり、キャビテーションだけではすぐに簡単に痩せることはできません。

どんなエステでも、世の中にあるダイエット方法でも、食事制限や運動を併用しなければ痩せられないのが本音です。

ただ、キャビテーションをエステで受けることで、

・自分は何もせずに１日で効果があるので、ダイエットに対する関心ややる気が続く

・1人では続けられない人でも、お店に行くだけで丁寧なカウンセリング、施術、あなたにあったアドバイスまで全て行ってくれるので挫折しにくく、無理なく健康的に痩せられる

という大きな２つのメリットが得られます。

つまり、エステティシャンと二人三脚で行うので「挫折しにくい」んです。
これまでも自分ひとりで計画を立てて誘惑に負けずに続けられるなら、そもそもダイエットに悩んでいないですもんね。

ダイエットするには、正しい知識（食事や運動）、正しい努力と継続が必要です。

キャビテーションは楽で効果の高い痩身方法なので、ブースター的に使って、美のきっかけにしてほしいです。

でもエステをいきなり本契約する前に、安い体験エステを試して自分にキャビテーションが合っているかぜひみてほしいです。

私のオススメとしては、シーズ・ラボの初回5,500円、平日なら3,960円で受けられるキャビテーション。

やはり実績が豊富なお店ですので安心感があります。
もちろん個人店でも良いお店はあると思いますが、特にアテがない場合は大手に行くのが良いと思います。

全国主要都市に店舗があり、通いやすいのも特徴です。

とにかく一度受けてみて自分に合うかどうか、キャビテーションがどういうものなのか実感するのが良いと思います。
通うか通わないかはその後に判断すればいいし、エステ特有のきつい勧誘もありません。

キャビテーションに興味があるのであれば、一度は試してみてほしいです。

シーズラボ公式サイト：
https://www.ci-z.com/