月１万円節約して貯金するのは今すぐやめたほうがいい理由

公開日： 2017/09/25 ブログ・webビジネス・副業

1manen

月１万円、貯めていますか？

庶民の生活はなかなか向上しないこのご時世、「節約術」的な情報や記事は持て囃されています。
テレビ、雑誌、インターネット、どこも節約情報で溢れていますよね。

将来に不安を抱える世代にとって、日常生活の中で少しでもうまくやりくりして月１万円を捻出し、子供の教育資金に、老後の備えにと毎月貯金や積立をしている家庭もあるかと思います。

そんな方々に私がお伝えしたいのは、

月１万円節約して貯金するのは今すぐやめたほうがいいよ

ということです。
別に炎上を狙っているわけではなく、反感を買いたいわけではなく、普通にそう思います。

なぜなら、この思考に捕われているうちは将来の不安なんて解決しないからですね。
将来の不安に対して、もっと真面目に本質的な部分から取り組むべきだと思うんです。

今回はなぜ節約して貯金すべきでないのか、分かりやすく説明してみたいと思います。

節約は意外と難しい？

まず、最初にお伝えしたいこととして、

月１万円分節約して捻出するより、月１万円稼ぐことを考えたほうが簡単だよ

ということがあります。

節約って個別の情報だけ見ると簡単そうに感じて「私でもできる！」なんて思いがちですが、月１万円分節約で浮かすというのはそれほど簡単なものではありません。
特にこういう節約情報に飛びつきがちな人というのは、既にそれなりに倹約生活をしている方が多いわけです。

月に何十万円と浪費している家庭であれば月１万円を節約で捻出するのは簡単ですが、既に普通に節約生活をしている家庭にとって、そこから余分に月１万円を浮かせるのは簡単ではありません。

逆に、月１万円余分に稼ぐということはそれほど難しいことではないんです。
サラリーマンであればちょっと余分に残業をすれば増えますし、残業代の出ない会社であれば空き時間にバイト的な稼ぎをすればいいだけですよね。

最近は最低賃金が上がっているので、時給1,000円を超えるバイトが山ほどあります。
その中で自分にあったものを選ぶのはそれほど難しいことでは無いですし、月に10時間働くだけで1万円増えてしまいます。

「私は子育てしていて外で働けない」

そんな場合はクラウドソーシングなどの在宅ワークをすればいいだけです。
誰でもできるライター業で在宅で月１万円稼ぐのは現状難しくありません。
ライター単価もどんどん上がっていますので、１日1,000円分の記事を月20日書いたらもう20,000円稼げますよ。

節約で20,000円浮かせるのはどれほど必死に取り組んでも相当難しいですよ。

男性に過度の節約を求めるのはマイナス

あと、個人的な感覚として、節約意識が高まりすぎると生活が窮屈になり、日々の生活がつまらなく感じますねー。

節約主婦で旦那にも節約を押し付けている人は結構いると思いますが、そうやって旦那に窮屈な思いをさせることは果たして正しい行為なのでしょうか？
旦那の男としての器をどんどん小さくして、果たして幸せな生活は待っているのでしょうか？
うまく手のひらの上でころがして、旦那に余分に働かせる、稼がせるほうがよほどいいと思うんですけどねー。

男なんて単純なので、プライドをちょっとくすぐれば月数万円分くらい余分に働いてきますよ。
将来の目標を共有して、本気で頼りにしている演出をすればいいだけです。
プライドを破壊して月数千円の節約を迫るほうがどう考えても生活にマイナスですよね。

というわけで、まずは「節約する」よりも「稼ぐ」ということにマインドチェンジするところから始めると良いと思います。
時代は色々変わってきていますので、稼ぐ手段なんて本当に色々ありますよ。

月１万円の貯金は意味が無い！？

実はここからが本題です。

上記で節約よりも稼ぐことを考えましょうと書きましたが、今回の記事のメインテーマは別にあります。
一番重要なのは、

月１万円の貯金、積立をやめましょう

ということです。

まずはしっかり数字を見てみましょう。

月１万円貯金するということは、１年で12万円貯金できます。
10年で120万円。
30年かけてようやく360万円貯まるわけですね。
もちろん現在の低金利ではいくら貯金してもほとんど元本のままです。

この金額、果たして老後の豊かな生活の足しになるのでしょうか？

老後にしっかりと公的年金がある人はいいとして、そうでない人は貯金を切り崩して生活することになります。
現在年金を貰っている世代は逃げ切り世代ですが、我々世代は誰もが公的年金だけでは生活は厳しいでしょう。
おそらく貯金を少しずつ削っていく生活が当たり前になりますよね。

仮に月に30万円使ってしまえば、必死で貯めた360万円は１年でなくなってしまいます。無慈悲だ。
年金の補助にするとして、月に15万でも２年でなくなります。
月に５万円ですら6年でキレイサッパリ消えますね。

当たり前ですが老後は平均的に６年では終わりません。
月１万円貯金は30年間の努力のわりに報われないんですよ。
貯めるのは大変、消えるのは一瞬。

自己投資という最高の貯金法

上記について一言でまとめてしまうと、

収入が少ないうちに貯蓄に回すのは損

ということです。

上記で書いた通り、現在は色々な方法でお金を稼ぐことができます。
ライター業やブログの運営などで、主婦でも月に５万円、１０万円平気で稼いでしまっています。
時代の流れを考えると今後ますますそういう人は増えていくことでしょう。
サラリーマンとパートの収入だけという家計はどんどん減っていくんですよ。

だとすれば、「自分で稼ぐ」「成長する」という意識を持ち、貯蓄に回すはずだった１万円を自分に投資すれば、数年後には月10万円稼げる自分になっているかもしれないわけですね。
そういう考え方ができるかどうか。
なんだか情報商材っぽい言い回しで嫌なんですが、現実としてまさにコレなんですよ。

会社経営と同じように考えてみる

会社経営では利益を事業へ再投資するのは当たり前のことです。
むしろ銀行から融資を受けてまで事業に投資していくわけですね。
会社としての利益を上げる力をより強化していくことが常に求められています。

大して利益の出ていないうちにその小さな利益を内部留保に回す企業なんてありません。
経営効率が悪化するだけですからね。

経営者は使える資金を効率的に使い、どのように利益や価値を生み出していくかを常に考えているわけですね。
最近はROE、ROAを重視した経営が求められているわけです。

これは本当は個人でも同じだと思うんです。
自分が市場に立ち、自分が利益を上げていく能力を高めるという意識が今後ますます重要になっていくと感じます。

どんどん自分に投資して勉強、経験を増やし、仮に５年後に月１００万円稼げるようになったとする。
税金や生活費等がありますのでそのうち月50万円を貯金に回したとすれば、月１万円こつこつの人が３０年かけてつくった360万円をたった７ヶ月ちょっとで作れてしまうわけですね。

極端に感じるかもしれませんが、現実にそういうことは起こっています。

そういう気持ちを全く持てない人はしょうがないけど、自分で稼いでいく意識があるなら貯蓄よりも自己投資ですよ。
稼げないうちに地道に貯めたお金なんて、稼げるようになった頃にははした金に変わっています。

であれば、自分が早く成長することにお金を使う、投資したほうが明らかに有利ですよね。

資産運用を考える場合、必ず「複利の力」みたいな話になりますが、実は自己投資が最も複利の力が働くと感じます。
投資が積み重なっていくので、一定の水準を超えたときに一気にリターンが爆発するわけですねー。

月１万円でできる自己投資法

では、貯蓄に回すはずだった月１万でできる具体的な自己投資方法をご紹介します。

・書籍、セミナーなどインプットに使う
・高いお店や色々な経験をして、自分の知識と経験の幅を広げる
・会いたい人に声を掛けて、自分がお金を出して会いに行く、飲みに行く
・５万円、１０万円くらい貯めて、株式投資やFXに挑戦してみる
・家事など外部委託したりロボット掃除機などの機械に任せて、自分の時間を買う

こんなところが思い浮かびますね。