株やFXの初心者が稼ぐための基本5つ+3
株やFXで稼ぐための基本をご紹介
株やFXなどに興味はありつつも、なかなか手を出せないという人はたくさんいます。
誰もが損をするのは嫌なので、きちんと理解してから始めようと考えていてなかなか最初の一歩を踏み出せないんですよね。
私は社会人1年目にデビューしたので、投資家歴は10年以上となります。
私の場合ははじめの一歩のハードルの高さよりも興味が上回り、比較的スムーズに入っていけました。
前提として、既にパチスロで1,000万円以上稼いでいたんですよね。
なので、ある程度の貯金もありましたし投資に対する怖さはあまりありませんでした。
ちなみに、競馬も勝ち越していました。
「投資やギャンブルは頭を使えば勝てるものもたくさんある。株で稼いでいる人がたくさんいる以上、自分にもできるはず」
という強い信念のようなものがありました。
まあ、その信念が強すぎてライブドアショック後の下げ相場でめちゃくちゃ食らって未だに負け越しているんですけどね。。。
デビューするなら相場環境の良い今がいい?
その後反省して再度勉強しなおし、今に至ります。
ここ数年の結果で言えば、株は400万円程度の勝ち越し、FXは100万円弱の勝ち越しってところですね。
皆さんご存知の通り相場環境がかなり良かったので、これくらい勝っている人はいくらでもいるでしょうね。
ソーシャルゲーム銘柄に乗っかりまくって億を達成している人も結構見かけますからねー。
まだまだ環境はいいので、今のうちにデビューするのがいいですね。
今回は「これから投資を始めようと考えている方」「既に始めているけど指針がなくて損ばかりしている方」に対し、株やFXで稼いでいくための考え方を書いてみたいと思います。
初心者が株で稼ぐための5つの基本
まずは株から解説します。
難しそうに感じますが、基本を押さえれば難しくはありません。
1.現在の株価が高いのか安いのか考える
例えばノートパソコンを買う時、あなたはそのノートパソコンが高いのか安いのか考えますよね。
考えるための材料としては、例えば10万円あればそれなりのものが買えるなっていう知識があったり、スペックから比較検討したり、カカクコムを見て最安値を探したりすると思います。
100万円するノートパソコンは恐らく買わないでしょうね。
ただ、株になると途端に適正価格について考えなくなる人が多いんです。
チャートを見て、感覚だけで売買している人がどれだけたくさんいることか。
現在の株価は割安なのか割高なのか。
そこを考えないといけません。
ただ、株価の額面を見ても意味は無いですよね。
発行済株式数が違うので、「A株は6000円、B株は3000円。B株が安いから買おう!」なんてことにはなりません。
適正価格については色々な考え方がありますが、まずは一番オーソドックスなPER(株価収益率)を軸にすることをおすすめします。
PER(株価収益率)は、株価が一株当たり純利益の何倍なのかを表す数値です。
20倍程度が平均と言われています。
なぜ、20倍が基準になるんでしょうか?
簡単に説明しますと、会社の純利益を100%株主に還元した場合、PER20倍だと配当利回りが5%になるということです。
成長も衰退もしない企業で、新たな投資が一切必要なく、毎年同じ利益をあげる企業であれば、年利5%が確定するということですね。
で、この年利5%というのが世界の金融商品の平均的水準であり、世界全体の経済成長率の平均値でもあるというところです。
現在、日本の金利はめちゃくちゃ低いので、それに比例すれば日本株のPERはもっと高くてもおかしくはないんですが、日本人はリスク商品を嫌う傾向がありますので、むしろ平均PERは諸外国の平均値よりも低めで推移することが多いですね。
業種によっても異なるんですが、基本は上記の理論に基づきPER20倍程度が平均値ということを覚えておきましょう。
2.株価は需給で決まる
上記と矛盾するようなことを書きますが、株価は需給で決まります。
これは株だけでなく、モノの値段でも同じですよね。
上記でノートパソコンを例に挙げましたが、現状ではノートパソコンは10万円程度が需要と供給の適正点だという事ですね。
20万円だとなかなか買ってもらえないし、1万円だと原価割れで企業や販売元は赤字になります。
ただ、ノートパソコンは転売目的で買う人はあまり多くないと思いますが、株はほとんどの人が転売目的で買っています。
そのため、上記の通りPER理論から見た適正価格があるとしても、需給によってはそこから大きくかけ離れることがあるんですね。
買いたい人が多ければ株価は上がります。
売りたい人が多ければ株価は下がります。
株は買いたい人と売りたい人の思惑が一致して、初めて売買が成立します。
この基本を忘れてはいけませんね。
ヤフー掲示板などで「この株価はおかしい。これ以上売られて安くなるなんてあり得ない」というようなことを書いている人がいます。
こういう人は株価が需給で決まるということを忘れてしまっています。
上記のようにPERなどから適正価格は導き出せますが、あくまで一つの理論なんですよね。
必ずその通りになるわけではないし、必ずその通りであれば株価は常に一定であり、決算ごとに大きく動いて終わりなんですよ。
株価は需給で決まりますし、誰もが儲けたいと考えて相場に参加していますので、ときに必要以上に買われたり売られたりします。
しかし、需給で株価が決まっている以上、例えそれがババ抜きのような状態になっていたとしても、ある意味では適正価格なんです。
株価は常に正しく、「株価がおかしい」なんてことはないんです。
3.優待や配当など他のファクターは気にしない
初心者向けの株の本で株主優待をピックアップすることって多いですよね。
特に女性向けだとそんな傾向があります。
でも、株主優待をエサに初心者の投資を煽るのはそろそろやめましょうよ。
多くの銘柄は、優待の権利落ちで優待の価値以上に株価が下がります。
慣れた投資家は逆日歩を予想しながら両建てして優待をとったりしていますが、初心者には難しすぎます(多分、書いている意味が分からないですよね)。
株で儲けたいと考えているのであれば、株主優待や配当などのインカムゲイン(定期的な収益)は一切無視して、キャピタルゲイン(株価変動益)を重視すべきだと思います。
目的がブレるのが一番良くない。
日本人は農耕民族なのでインカムゲインが大好きなんですが、投資はやはりキャピタルゲインが主役です。
ハンターとして、積極的に変動益を取りに行く姿勢が必要なんです。
4.心理的負担になるポジションをとらない
投資は人間が売買しているので、心理戦の側面が強いんです。
なので、心理的に追い込まれるとほぼ負けます。
機関投資家は、個人投資家を心理的に追い詰めることを狙っていますからね。
なので、心理的負担になるポジションをとった段階で負ける可能性は高まります。
正常な判断ができなくなり、自分のポジションというバイアスがかかった状態に陥ってしまうんですよね。
どのくらいが心理的負担になるかは人ぞれぞれ違うので、各自が自分で見つけないといけないですね。
日中に何度か株価チェックしないと気がすまないようでしたら、それは心理的負担のあるポジションですね。
5.一つの理論にすがりつかない、答えを求め過ぎない
人間はどうしても答えを欲しがる生き物なんですね。
答えのない状態を我慢し続けるのはつらいんです。
なので、簡単に一つの理論にすがりついて、それを大切なモノのように思い込んでしまうんですね。
でも、投資は常に疑い続けないといけません。
簡単にいえば、「これは間違いない」なんて思っている人が多ければ、そこを狙い撃ち出来てしまうんですよ。
銘柄に惚れ込みすぎるのも良くないですし、一つの手法にこだわり続けるのも良くないです。
常にフラットに、柔軟に動けるのが強いですね。
個人投資家はPER理論が好きなので、それを軸に売買することは多いです。
で、そこを重視すると行き着く先は同じ銘柄になりやすいんですね。
個人投資家に人気の銘柄なんてのがちょいちょい登場します。
そういう銘柄って、機関投資家からすると非常に狙いやすいんですよね。
銘柄に惚れ込んでいる人が多いから、「これ以上下がるわけがない」「いずれは上がるから塩漬けしておけばいい」なんて考えがちです。
後はファンダメンタルズが変化しそうなタイミングで莫大な空売り攻撃を仕掛ければ、個人投資家はいずれ泣く泣く損切りです。
売買に指針がないのは単に運任せになるのでダメですが、信じこみすぎるのはやめましょう。
FXで儲けるための3つの基本
次に、FXについて解説します。
基本的な考え方は株と同じですが、プラスαで特にFXで気をつけるべき3つのポイントを書いてみます。
1.相場に逆らわない
為替は株価以上に適正価格というものが分かりにくいです。
政治、経済、金利などありとあらゆる要素が関係し、複雑に絡み合って形成されています。
また、個別株に比べると規模がめちゃくちゃ大きいですね。
世界中の個人、機関が色々な方法で絡んでいます。
言ってしまえば、投資に全く興味がない人でも貯金を円で持っている時点で為替に参加しているわけですからね。
なので、相場の流れに乗る、逆らわないという意識が重要です。
為替は大きなトレンドが発生しやすいです。
近年で言えば、アベノミクスで大きく円安に振れましたよね。
あのようなタイミングで、逆らわずに乗っかれば大きな利益が出ます。
でも、日本人って順張りが苦手なんですよ。
今まで100円だったものが105円になれば「売りどき」と思ってしまうんですよね。
為替の場合は逆に考えたほうがいいですね。
適正価格なんて分からないわけですから、相場が動き始めたら素直にそちらに乗るほうが良いです。
為替で逆張りすると、簡単に口座のお金がなくなります。
短期トレードであれば、逆張りもありなんですけどね。
その場合は損切りの徹底が必要です。
2.自分の都合で考えない
為替は株以上に流れに乗る意識が重要なので、自分の都合で考えず、相場の声を聞くことが重要です。
「今月はあと5万円稼ぎたい」
「あと50銭上がればプラスになるから、そこまでは我慢しよう」
「ここまでは戻るはずだから、ナンピンして耐えよう」
こういう意識はFXで稼ぐ上で非常に邪魔になります。
相場は自分の都合では動きません。
自分としてはあと50銭が切りのいい数字かもしれませんが、相場はそんなこと関係ありません。
直近高値、直近安値などテクニカル要素を把握して、機械的に売買するのが良いですね。
3.ポジションの長さ(短期、長期)をブレさせない
ポジションを建てる時、短期トレード、長期トレードを考えて建てると思うんですが、自分都合で変えてしまうときがあるんですよね。
特に短期で建てたはずなのに、損切りが出来ずに長期に切り替えることは誰もが経験することです。
結果的にうまくいくこともありますが、基本的には最初の考えからブレさせないほうが良いですね。
特に、短期で逆張りで狙った時、長期に切り替えると痛い目に会うことがあります。
私も何度も同じ失敗を繰り返しました。
長期で考えている場合は損切りしないのもありですが、短期で考えたポジションはしっかり損切りしたほうがいいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
もちろん、上記は基本的な内容ですのでこれを守っていたら必ず勝てるわけではないですし、前述の通り答えを求めすぎないほうがいいです。
どうしても理論が欲しくなりますが、相場は「習うより慣れろ」ですね。
経験値を増やさないことにはなかなか安定的には勝てません。
ですので、考えすぎずにまずは経験してみることが大切です。
頭でっかちになっても負けるだけですからね。
投資初心者が株、FXのどちらから始めるかについては、気軽に始めたいならFXがオススメです。
株は資金が最低でも50万円は欲しいところですが、FXであれば5万円からでも始められます。
5~10万円程度で気軽に始めて、相場に慣れることが重要です。
実際に売買すると、上記で書いている内容の理解度が深まると思います。
私のおすすめのFX口座はGMOクリック証券のFXネオです。
私もGMOクリック証券を使って日々売買しています。
手数料にあたるスプレッドが小さいので、ほぼ手数料を気にせずに売買出来ます。
スマホからでも簡単に売買できるのがいいですね。
スキマ時間で相場に参加できます。
なかなか時間が取れない中で最終的にはシステムトレードにしたいので、私も現在色々検証しています。
今後記事を書いていきますのでご期待ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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