アフィリエイトの外注化、組織化戦略で大切にしたいポイント
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ブログ・webビジネス・副業
アフィリの外注化、組織化で焦っている人へ
アフィリエイトに取り組む人の中で、外注化、組織化に舵を切る人が増えています。
ほぼみんなやってるんじゃないかというレベルですよね。
私も昨年、パートさんを何人か雇用しました。
弊社としては、「在宅パート」という特殊な形を採りました。
周りが外注化、組織化をしていると、「俺もやったほうがいいのかな?」とちょっと焦り始めている人もいるかもしれません。
ただ、むやみやたらにやったとしても、消耗するだけで何も残らないかもしれません。
今回は、外注化、組織化などのレバレッジ戦略の中で、私が大切にすべきと考えていることについて書いてみたいと思います。
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強みとポリシー
まずいつも通り結論からですが、私が外注化、組織化を進める中で大切にすべきと考えていることは、
自分(自社)の「強み」と「ポリシー」の確認が大切
ということです。
順番に説明しますね。
アフィリエイトの強みはバラバラ
アフィリエイトという事業に関して売上をしっかり上げている人はほとんど同じことを感じていると思いますが、やり方はもう無限にあります。
月8桁超えているアフィリエイター同士で話をしても、お互いにやり方が全然違って直接的には参考にはならないみたいなことはザラにあります。
「あーそういう方向性もあるのねー」みたいな感じ。
なので、ぶっちゃけ会ったときにアフィリエイトの話なんかほとんどしていません(笑
では、頻繁に集まって飲んでいったい何の話をしているのでしょうか???
何が言いたいかというと、それぞれ手法や戦術が違うので、その根本にある「強み」も全然違うということです。
まずは自分(自社)の強みを理解することが重要です。
現状、自分はなんで結果が出ているのかということですね。
アフィリエイトサイトを制作していく上での手法が違えば、それに伴って用意すべき準備が違ってくるのは当たり前の話ですよね。
弊社の事例
例えば、弊社では自演リンクは基本的にしませんし、もっと言えばホワイトリンク獲得戦略、ソーシャル戦略もあまり重要視していません。
もちろん全く考えていないわけではないですけどね。
ほら、今読んでいるこの記事だって(以下略
ここでは細かい手法の説明は割愛しますが、記事そのものに価値を持たせる戦略を採っています。
というか、自分の性質上結果的にたまたまそうなったという感じ。
弊社で現在やっている具体的な方法は後で説明しますね。
そういう背景があると、やっぱり書き手を選ぶわけです。
キュレーションレベルの「誰にでも書ける記事」では、うちの基本戦略においては何の役にも立ちません。
もちろんこちらで細部まで設計し、その分野に詳しい外注ライターさんを探し出し、しっかりとした指示書を渡せば価値のある記事は上がってきます。
でも、これって結構消耗するんですよねー。
うちの場合は、外注よりも社員だった
弊社には継続的な外注ライターさんは一人もいませんが、単発の外注ライターさんを採用したことは何度かあります。
10記事~30記事程度のサイトを作成し、月数十万円程度の売上が上がっているサイトが幾つかあります。
ただ、そのための教育コストやライターさん選別コストを考えると、弊社では外注化戦略を強化していくのは限界を感じました。
というか、どうせならより選別された人を社員として採用し、しっかり教育していくほうが良いと判断しました。
つまり、周りが組織化している、外注化しているとかは結構どうでも良くて、単純に自社の強みをより強化できる方向を選べばいいということです。
「一人でやり続ける」が正解だと言う人がいるのも当然だと言えます。
焦る必要なんてない。
アフィリエイトという事業は利益率がひたすら高すぎるので、一人で数字を作れる人であれば一人でやっていくというのは他の事業では考えられない大きなメリットとも言えます。
私も一人の楽しさを当分享受していましたが(笑、そりゃ楽ですよ。
過去2年間、人事に関してはノーストレスだった。
最近はちょっと胃が痛いです(笑
自分の強みってなんだっけ?
ところで、先程から強み強みと言ってきましたが、「私、特に強みなんてない気がするなー」という人もいるでしょう。
これは自分の強みに気づいていないパターンも考えられますが、本当に強みが無いパターンも考えられます。
月7桁くらいいっている人は大体気づいていると思いますが、現状はアフィリエイトというインフラ自体がまだまだ甘すぎるので、その甘さを享受するだけで月100万、200万とかいってしまうという現実がありますよね。
このインフラを作り上げてくれた先人に感謝しましょう、というお話。
「やりさえすれば何とかなる」というのは他の事業ではちょっと考えられないと思いますし、事業なんて常にそんなものという気もします。
強みが無い場合は、現状の甘い状態が今後消えてしまった場合、当然ながら売上も消えてしまう可能性があります。
いや、そんなのは強みがあっても同じかもしれませんけどね。誰もが日々戦いの連続。
強みが無い自覚がある場合は、余裕のあるうちに何かしらの強みを作っておくか、最初から割り切っておくのが良いと思います。
強みというのは何も特殊なことではなく、「1日16時間記事を書き続けられる」とかも大きな強みですよね。
外注ライターさんを50人同時に回せる、とかも強みでしょう。
どうしたら他人と差別化できるかを考えて実行すればいいわけです。
割り切っておくというのは、フットワークを軽く、できるだけ固定費を上げず、今のうちにお金を溜め込んでおく、ということですね。
バブルが終わったら撤退すればいい、という割り切り。
この辺は組織化、外注化の判断に関わってきますし、副業でいくか、個人事業主でいくか、法人化するかの問題にも関わってきますよね。
自分を見誤るとドツボに嵌りますよ?
というわけで、自分(自社)の強みをしっかり理解しておくことは非常に重要なわけです。
ポリシーってなんなの?
次に、ポリシーの話。
売上を上げる、事業をより効率化するという意味では上記で説明したことを念頭に実行していけば良いと思いますが、それ以前の話で、その人自身のやりたいこととか、ポリシーとか、会社のミッションとかありますよね。
ここは強みと同じくらいしっかり考えてみるべきポイントだと思います。
例えばいずれは上場したいとか、できるだけ多くの雇用を創出したいとか、世の中に爪痕を残すようなインパクトのある仕事をしたいとか、そういう意識の高い人もいます。
とにかくお金が稼げればいいとか、自分の周りの少数の人だけ幸せにできればいいとか、できるだけ人と関わらずに生きていきたいとか、世界中を自由に旅していたいとか、そういう考え方の人もいます。
こういうのは実際に事業を行いながら変わっていくものなので卵が先か鶏が先かみたいな話にはなりがちなんですが、基本的な部分はそんなに変わらなかったりするので、日頃から確認していくことは重要だと思います。
あ、でも私は20代の頃と今では考え方がかなり変わったので、基本的な部分も変わってしまうかも。
目標をできるだけ明確に
会社の売上として非効率だとしてもやりたいことがあるのなら、アフィリエイトの利益を活かしてやっていくのはありですし、そういうポリシーがあるからこそアフィリエイト事業も頑張っていけるというのはあると思います。
何もないと、この事業は利益が出るほど飽きますよ(笑
また、できるだけ人と関わらずに生きていきたい人が、売上の効率だけを考えて組織化したらそりゃ死にますよ(笑
現状の私自身としては色々なポリシーがありますが、その一つのささやかな望みとして「自分の周りの少数の人を幸せにしたい」というのはあります。
20代の頃は大きなことを考えていましたが、今ではたくさんの人を幸せにする自信も気力もなくなってしまいました(笑
自分の健康すら満足に維持できない。
現在私は一応育休中ですが、今回のように家族との生活に柔軟に対応するためには、育休などを自由に取れるような体制を維持しておかないと意味がありません。
もちろん、従業員さんも産休や育休を自由に取れなくては、周りの少数の人を幸せにできません。
あと、弊社はそもそもアフィリエイト事業を行っていくための会社ではなく、Webマーケティング全般を担っている会社ですので、採用戦略にはこの点が大きく関わっています。
冒頭にパートさんを採用したと書きましたが、別にライターとして雇ったわけではありません。
本人の希望にもよりますが、ゆくゆくはどこに出しても恥ずかしくないWebマーケターに成長してもらえればと考えています。
というわけで、自分(自社)のポリシーによって戦略は大きく変わってくるので、そこを突き詰めておくことは重要な取り組みと言えます。
弊社で行っているパート戦略を解説
これらを踏まえた上で、現状弊社で行っているパート戦略について具体的に書いてみます。
一言で言えば、当ブログ「ネットニュースラボ」のような雑記ブログを書いてもらっています。
記事書きの練習兼本番として、ごちゃまぜで自分の得意なこと、経験していること、アドバンテージのあることから記事作成しています。
いきなりアフィリエイト前提の記事を書いてもらうと、ぶっちゃけしょうもない感じのあるある記事になりがちです。
急に価値のある記事なんてなかなか書けませんし、組み立てられません。
まずは成長してもらう、実感してもらうために、広告を一切考えずに特定のターゲットに小さな価値を丁寧に提供すること、その上でアクセスを集めることをゲームの目的として説明しています。
というか、つい最近までアフィリエイトのことは一切説明していませんでした。
そんなのは単なるマネタイズの一手段なので、後から説明すればいいわけです。
強みを踏まえて組み立てる
得意なことなら自然と深掘りできます。
自信を持って自分の主張をぶつけることもできます。
この辺をしっかりと理解してから、広告的な記事作成や専門サイト制作に入ってもらいたいと考えています。
アフィリ前提記事と言えども、やることは同じなので。
また、先程強みの話をしましたが、私はごちゃまぜブログの収益化は得意としているので、練習と言いつつこの形でも十分収益化できると思います。
半年後に数十万円程度の売上は上げて欲しい。
何をしていくかは強み次第で変わってしまうので、他人のやり方をそのまま真似してもうまくいかないことは多いです。
もちろんこの形もうまくいくかは分かりませんが、日々トライアルアンドエラーで進めていけば良いと考えています。
ポテンシャルの高い人を雇うために、特殊な形に
記事冒頭に「在宅パート」という特殊な形を採用したと書きました。
理由としては、ポテンシャルが高いけど色んな事情でなかなか正社員としては働けない主婦層を採用したいと考えたからです。
高学歴で一流企業でバリバリ働いていたような女性でも、結婚、妊娠などを機に正社員として働けないという状況はよくあります。
本人としても、社会全体としてもどう考えても勿体無いと思うので、在宅パートという形で活躍してくれればと考えています。
時給は1200円スタート。
自分でタイムカードを管理してもらう性善説でやっています。
ポテンシャルが高く、責任感の強い人さえ採用できれば、この形でやっていけると思います。
というか、正直に言えば一流企業で働いていた人が時給1,200円というのは安いです。
もっと高くしてもいいんですが、扶養の範囲内とかだと時給を上げるほど単純に労働時間が短くなってしまうんですよね。
なかなか難しい。
在宅と言っても全く顔を合わせないとうまくいかないので、月に1回のミーティングをするようにしています。
お子さんがいらっしゃると、全員のタイミングを合わせるのは月一でも結構大変ですけどね。
在宅はメリットも大きいですがデメリットも結構あります。
早速、その弊害が出たりもしました。
色々試行錯誤している感じですね。
winwinは作れる
きれい事のように聞こえるかもしれませんが、私は雇用関係にしろ取引関係にしろ、どうしたらwinwinが作れるのかを一生懸命考えるタイプです。
多くの関係は綱引きの関係になりがちですが、しっかりと考えればwinwinは作り出せると思いますし、作り出そうとする意思が重要だと思います。
募集は一般的な求人サイトで行い、在宅時給1,200円という待遇なので550名の応募がありました。
選考で結構消耗しましたが、無事納得のいく採用活動ができました。
書類選考の採用基準としては、高校の偏差値が出来れば65以上、60以上で及第点、何か光るものがあれば55でも通過という感じでやりました。
大学ではなく高校で判断するのは、特に意味はなく自分の感覚です。
面接したのは10名ちょっとですので、書類でがんがん切っています。
ちょっと条件が厳しく感じるかもしれませんが、うちではここに当てはまらない人とwinwinを作り上げていく自信がありません。
無理して採用してもお互いに不幸になる確率が高まるので、できるだけ不幸は避けたいです。
会社の方向性としては、業務を仕組み化して誰でも一定のパフォーマンスを出せるタイプの会社ではなく、一人ひとりのポテンシャルを軸にした専門家集団のほうを選びました。
ここはずっと迷っていたんですが、やはり自分の強みからシンプルに導き出しました。
ちなみに、「We◯qでライターをしています!」というアピールをしてくる応募者さんが結構いましたが(当時は閉鎖前)、その瞬間に書類審査で切っていましたw
残念、それ、マイナスだよ!
パートさんはそれぞれ環境が違いますので、その人が活躍し易い環境を整えたいと考えています。
扶養の範囲内でずっと在宅で記事書き、サイト構成をやっていきたい人もいれば、子育てが落ち着いたら外に出て営業をやりたい人も出てくるでしょう。
その人のために仕事を作るということはやりたくないですが(小さい会社が陥りがちな罠)、うちの業務範囲内で自由に仕事を組み立てられるようになってくれれば嬉しいです。
いずれにしろ、うちの強みを理解してもらうため、最初はライタースタートです。
外注化について思うこと
アフィリエイトの外注化について、思うことは色々あります。
ぶっちゃけ、単価的に最低時給を割っていることを認識して発注している人は結構いますよね。
自分がブラック企業から抜け出したくてアフィリエイトを始めて、他人をブラック労働に追い込むことの是非については一度考えてみるべきかもしれません。
ただ、私はきれい事は好きではないし、グレーなことも「結果的に世の中が良くなるのならOK」だと考える派です。
なので、そこに自覚さえあれば、解決する意思さえあればいいと思います。
アフィリエイト初期の頃になかなか潤沢な予算は用意できないだろうし。
実際、私も最初に出した外注さんへの条件は、1000~1500文字10記事で3,000円くらいでした。激安!
当時はこれくらいの単価でも十分応募がありました。
その代わり、時給以外の価値を提供しようと考えました。
具体的には、やる気のある人にはアフィリの方法をかなり丁寧に教え、記事の添削やアドバイスもし、結果が出たらうちから卒業して問題ないと伝えていました。
そうすれば例え単価が安くてもうちの仕事をやる価値があるし、外注ライターさんの結果を出そうとする意欲も湧くと考えたわけです(しょうもないリライト記事を提出されるのが嫌だった)。
winwinを作るというのは、何も単価や時給だけではないですよね。
結果的に、うちの外注ライター出身で一番稼いでいる人は、私とのライター契約後にアフィリエイトをスタートしましたが、現在サラリーマンの副業で確定8桁/月を超えています。
十分対価は払えたと思います。
まとめ
自分の強みとポリシーをしっかり見つめ直し、素直に考えるのがベストだと思います。
無理な形を作るとお互いに不幸になったりしますよ。
うちの取り組みも今後どうなっていくかは他人が関わる以上分かりませんが、出来る限りwinwinを作れるように取り組んでいきたいと思います。
現状では一気に組織を大きくする予定はなく、目に見える範囲でやっていきます。
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