ユーチューバーやプロブロガーを目指してはいけない簡単な理由

ユーチューバー、プロブロガーになりたい方へ

皆さん、ブログ書いてますか？youtubeに動画アップしていますか？

昨今は「ユーチューバー」や「プロブロガー」なんて言葉がちょっと流行っていますよね。
もはや説明するまでも無いと思いますが、youtubeに動画をアップしたりブログに記事を書いたりして広告収入等でお金を稼ぎ、生活している人のことを指します。

気づいたら私もブログ収入が月40万円を超えていましたので、プロブロガーと言ってもいいのかもしれません。
そんなつもりは全く無いですけどね。

世間ではこのような人達を「そんなモノは職業じゃない」と揶揄しつつも、実は自分も稼ぎたくて嫉妬している人、影で試している人、色々います。

今回はブログで収入を得ている私が、「なぜユーチューバーやプロブロガーを目指してはいけないのか」を分かりやすく説明したいと思います。
一応稼いでいる側の人間なので、嫉妬記事にはならないと思います。

うん、バブルだよね

結論から言いますと、ユーチューバーやプロブロガーを目指してはいけない最も簡単な理由は、「一時的なバブルだから」です。
なぜ一時的なバブルが発生しているかといえば、需要と供給のバランスが崩れているからですね。
アンバランスなんですよ。

一時的なバブルということは、継続的に稼げないということです。
ですので、副業的に稼ぐことは全く問題ないんですが、本業にするようなものではないということですね。

その理由を順番に説明していきます。

コンテンツは昔からあった

「コンテンツ」というものは、もう昔から存在しています。
人間はコンテンツが大好きなんですよね。

例えば、清少納言の枕草子や、紫式部の源氏物語はコンテンツですよね。
長年日本人に愛されてきた素晴らしいコンテンツと言えます。
枕草子なんて清少納言がキャピキャピしているだけなのに、それが長年愛されるわけですから。
日本人には昔から萌え文化があったのかもしれません。

メジャーコンテンツと比較

昨今で見ると、テレビ番組、漫画、ゲームなどが若者にとってメジャーどころのコンテンツですよね。
特に日本の漫画、ゲーム文化は本当に世界に誇れるものだと思います。

そんなコンテンツ達と比較して、人気のあるユーチューバーの動画、ブロガーの記事ってどう思いますか？
余りにも質が低いですよね？

正直に言いますと、私も月に40万円なんていう収入を得てしまっていますが、月に40万円もらうレベルのコンテンツを作成したなんてとても思っていません。
たまたま波に乗ってこうなっているというだけです。
バブルだからバブルに乗っかってみただけ。
バブルってそういうもんです。

需要と供給のバランスが崩れている

ではなぜそんなことが起きてしまうのでしょうか？
それが冒頭で書いた通り、「需要と供給」のバランスが崩れているからです。

資本主義の経済的な価値って、ほぼ全て需給で決まるんですよ。
株価だって買いたい人が多ければ株価は上がるし、売りたい人が多ければ下がります。

しかし、長い時間が経過すると株価は本来の価値に収斂していくんですね。
見えざる手の力が働くわけです。

他の分野だって全て同じです。
めっちゃ儲かる商品やサービスがあったとして、最初は需給バランスの上で需要が圧倒的に大きく、高くてもいくらでも売れるんですよ。
でも、パクリ商品や類似サービスなども出てきて少しずつ供給量が増し、最終的にはバブルは収まり本来の適正価格に収斂していくことが多いです。
うまいことずっと独占している場合もありますけどね。

昨今、一気に需要が増えました

ユーチューバーやプロブロガーも同じだと思います。
確かに世の中にはたくさんの動画、ブログがありますが、真面目にマネタイズしているコンテンツがまだまだ余りにも少ない。

いや、それ以上に昨今一気に需要のほうが増えたんですよ。
これは皆さんご存知の通り完全にスマホのシェア拡大の影響ですね。

スマホによって、検索トラフィックやyoutube視聴は圧倒的に増えました。
移動中、食事中などのちょっとした暇な時間、多くの人が暇をつぶせるモノをスマホに求めはじめたわけです。

昨今のソーシャルゲーム業界がちょっと異常な利益をたたき出しているのもこの影響ですよね。
多くの人がコンテンツの価値としてパズドラがドラクエを超えたとは思っていませんが、全盛期パズドラの一ヶ月の利益と、あの大ヒット作ドラクエ３の総利益は同程度かパズドラ一ヶ月のほうがちょっと大きいらしいです。

これはパズドラを運営するガンホーも認めています。
自分達がドラクエやポケモンを超えたとは思っていないと。

ご飯は足りている。物も足りている。暇つぶしが足りない！

日本中の数千万人、もっと言えば世界の数十億人がスマホに情報や暇つぶしを求める中で、それを満たすだけの情報やコンテンツがまだまだ圧倒的に不足しているわけですね。
なので、質が低くても需要が多い分広告価値が上がってしまうんです。
見られるということは、そのまま広告価値に直結しますからねー。

もちろんトップクラスのユーチューバー、プロブロガーのコンテンツはかなり質にこだわっているでしょう。
でも、例えばテレビ番組と比較してどう思いますか？
かけているお金も演者の質も、圧倒的にテレビ番組のほう上でしょう。

昨今テレビがつまらなくなったとは言われていますが、長い歴史の中で培った技術やノウハウはそう簡単に追い越せるものではありません。
そして、前述のガンホーと同様、トップレベルのユーチューバーやプロブロガーはこのことに間違いなく気づいていると思います。
何の世界でもトップになるような人達はよく考えているので、その現状を見据えつつ先々のことを考えていることでしょう。

バブルは意外と続くかも

このバブルがいつまで続くのかは誰も分かりませんが、本気になって参入する人が増えれば増えるほど供給量が増えることで本来の価値に収斂していくことでしょう。
ただ一つ言えることは、「本気になって参入する人」は意外と増えないので、このバブルはまだしばらくは続くのかもしれません。

それだけを一生の本業にしようと考えるのは間違いだと思いますが、ビジネス全体を広く見渡し、稼ぎやすいときに参入しておくのは正しい判断だと思いますねー。
ビジネスの基本はこれまでの既存ビジネスと、ユーチューバー、プロブロガーは何も変わりません。
ただ、バブルなだけです。