中日ドラゴンズを強くする方法。弊社が中日を買収したらやりたいこと

公開日: スポーツ

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この時期になると中日ドラゴンズ分析記事を書きたくなる

球春到来です。

毎年この時期に中日ドラゴンズの記事を書いています。
と言ってもたった2年ですが。

2017年中日ドラゴンズは楽しい!スタメンや開幕ローテ、順位を予想

2016年中日ドラゴンズの9つの不安。スタメンや順位を予想

今年も戦力分析記事を書こうかなーと思ったんだけど多分似たような記事になっちゃうので、今年は趣向を変えて別切り口で書いてみます。

もし弊社が中日ドラゴンズを買収したら、どこから改善に取り掛かるか

について書いてみます。

昨今の中日ドラゴンズに対して文句を言ってるのはよく見かけます。
というか、最近はもう文句すら見かけない、話題にのぼらないという悲しい現状ですw

なので、文句ではなくもっと具体的に、球団運営権を買い取った場合にどのように改革していくのか、どんな優先順位で進めていくのかを妄想して書いてみます。

こういうのは考えるだけで楽しい!
やきゅつくの世界ですね。

先に書いておきますが、僕はそれなりにディープな中日ファンで、なおかつWebマーケティングの会社を経営しています。

もしも球団関係者さんがこの記事を目にして、球団の広報周り・Webマーケティングの仕事を振りたいと思ったらお気軽にご連絡ください。
格安で引き受けますし、僕以上に適任の人間はいませんよ!ホントにw

採算度外視で受けますし、Web、広報周りをしっかり触れる人でここまで中日愛のある人はいませんよ!

と言ってもうちは実制作は受けていません。
実制作はアクアさんに任せておけば間違いないでしょうw

ご連絡お待ちしています!

PRはこのくらいにして、早速球団改革に入ります。
PRしたのに、現体制を軽くディスっちゃうのはご容赦くださいw

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球団運営のKPIを設定

まずはいわゆるKPIの設定。
どの数字を目標にするかですね。

中日ドラゴンズの運営にとって重要な数字として、以下の2つを挙げます。

・毎年コンスタントに80勝できるチームにする
・球団運営単独で黒字にする

他にも色々な数字があると思いますが、まずはこの2つでしょう。
この2つがクリアできたら大体うまくいってると思います。

毎年80勝を期待できる状態であれば、毎年優勝争いを楽しめます。
そのためには当たり前ですが戦力の充実が必要ですね。

その上で球団運営単独で黒字化できれば事業を継続していく上で何も問題ないでしょう。

球場に脚を運ばせるのは無理がある?

現状は観客動員数とかもKPI設定していると思うんですが、これってなんか古いんですよね。

というか、僕はディープなファンですが、球場に行くのはせいぜい年に1回程度だし。
球場で見るよりTVで見たほうが面白いんですよね。行くのめんどくさいし。
そんな人はたくさんいると思います。

そもそも、平日の夜に毎日30,000人程度を同じ場所に集めるってのがもう既にファンタジーです。
これ、球界関係者は麻痺ってると思いますが異常なことですよ。
娯楽の量も変わってるし、そもそもどこにいても楽しめる通信機器が揃っているわけで。

なので、これを何かの追加イベントで呼び寄せるとか根本的に無理があると思うんですよね。

それよりも、僕らみたいな「球場に行かないディープファン」が気軽にお金を落とせるコンテンツを作ったほうが絶対に良いですよ。

僕も球団が強くなって尚且つ楽しめるのなら月に5,000円くらい払ってもいいと思ってますが、今のところweb動画配信くらいしか使う先がないんですよねー。
それもスポナビライブに支払ってるから、球団の取り分は相当少ないだろうし。

あ、そういえばスポナビライブの中継は終了してDAZNに移るらしいですね。
同レベルのクオリティは期待できるのか?

具体的な施策を優先順位順に解説

とりあえずKPIの話は一旦この辺にして、それを実現させるための施策を考えていきます。

施策は考えればいくらでも思い浮かびますが、その中での優先順位が重要です。

ほとんどの仕事は無限のお金と時間があれば達成できます。
それを有限の時間とお金で解決するから価値があるんです。

無限に近いお金と時間があれば、どの球団もソフトバンクになれますよw 
なので、思いついたものの中から優先順位の高い順に解説していきます。

優先順位1位 球場のフィールドを狭くする

あえて1位はこれ!
ここは譲れません!

プロ野球が他のスポーツと比べて特殊な要因として、「球場の広さがバラバラ」というのがあります。
これははっきり言ってわけが分かんない部分です。
そんなプロスポーツほかにある???

球場の広さ、パークファクターが全然違うのに、ホームラン数とか防御率とかの個人タイトルを競ったりするわけです。わけわからん。

でも、言い換えればここは「プロ野球の楽しさ」でもありますよね。

であれば、ここは球団としての戦略の中でかなり重要な要素と言えます。
「勝つ」という意味でも、ショービジネスとして「魅せる」という意味でも。

今のナゴヤドームっで、特にビジョンのない中むやみに広いと思うんです。

野球の華はホームラン

で、なぜ狭くするかと言えば、単純にホームラン数を増やしたいからです。
なぜ増やしたいかと言えば、中日ファンは明らかにホームラン、そして若手野手が伸びていくことに飢えているからですw

僕らは2011年の優勝をこの目で見ました。
悪名高き違反球も手伝って、史上最低打率でのセリーグ優勝。

このシーズン、多くの中日ファンは、

「なるほど。『野球は投手から』ってのは本当なんだな」

ってのをこれでもかと実感させられました。

あれだけ毎試合打てなくても勝ててしまう。
毎日つまらない試合の連続なのに優勝してしまう。
ピッチャーの重要性がよく理解できました。
あの年の浅尾は本当にすごかった。

とは言え、ここが「落合はん、もうそろそろ辞めなはれ」という空気が生まれる要素だったのは間違いないでしょう。
僕も流石に後期落合野球には飽きていました。

勝てるけど全然打てない。
見てて面白くないんですよね。

であれば、きちんと真逆のことをしましょうよ。
ホームランをバカスカ打たれる、でもバカスカ打ち返す。
こんな野球に飢えている中日ファンは多いと思います。

平田も福田も高橋周もみんな本物に育ちますよ。
大島すら15本打っちゃう。楽しい!

それだけホームランが出るのなら、球場に行きたい気持ちも上がりますしね。
1-0の試合を球場で見るのはきついんですよ。

そのために神宮球場よりも小さい、許される限り小さいフィールドにします。
と言っても福岡ドームのホームランテラスの要領で、フィールド内にフェンスを作って観客席を増やすだけの話。
大掛かりな工事はいりません。

あの広すぎるファールゾーンも狭めましょう。
ファールフライの多い試合の何が面白いのか???

とは言え、ここには現在進行形で日ハムが揉めている「球団運営と球場が別事業体」って問題がありますけどね。
ナゴヤドームも別企業ですし、他のイベントでも使っているし、そう簡単にはやらせてもらえないのかも。

笹島再開発のとき、あそこに球団所有の新球場作っちゃえば良かったんですけどねー。
流石に予算が足りないか。

最悪、安っぽくてもいいからフェンスだけ作っちゃいましょう。
それで何も問題ないし、それだけで試合が大きく変わる。

ついでに、セリーグにもDH導入を強く働きかけたいですね。

優先順位2位 GMは外部から招聘

次はこれ。

中日の悪い部分って、名古屋の悪い部分をそのまま体現したような古い球団体質にあると思います。

それを一掃するためにオーナーが僕になるわけですがw、僕も流石に素人なのでチームの強化の部分には口出しできません。

というか、もちろん口出しはできるしやりたいけど、それをやったら某三○谷さんと同じになっちゃうわけで。
フロントの現場介入はなかなか鬱陶しい。

なので、外部からGMを招聘します。

外部と言うのはプロ野球界の外部ってことです。
GMを野球界の人がやってしまったら、あまり意味がないと思うんですよね。
球界の中の悪い常識に染まっているというか。

誰を任命したいというのは特にありませんが、既にMLBでは成果を挙げている人がいっぱいいるので、それを引き抜くのが一番いいかもしれません。
給与が合わないのであれば、その下で働いていた人とか、国内でセイバー重視で組み立てられる優秀な人を探しますね。

外部の優秀な人でプロ野球のGMをやってみたい人って結構いると思うので、どんどん面接して見つければいいと思います。
とにかく古い常識を一度リセットしたいね。

優先順位3位 確率論を浸透させる。セイバー重視。それを理解できるコーチを集める

球場が狭くなればホームランは増えますが、別に強くなるわけではありません。

強くするためには、「何を指針に戦っていくのか」という明確な軸が必要です。

色んな方向性があると思いますが、僕は確率論の人間なので、確率や数字、いわゆるセイバーメトリクスを重視して戦っていきたいです。
ということはGMにそれを理解してもらわなければいけませんし、更にそれを理解できるコーチをプロ野球界から集めなくてはいけません。

流石にコーチはプロ野球OBじゃないと無理です。
選手が言うこと聞かないものw

野球って確率のスポーツなんですよね。
ほぼすべての事象が確率で成り立っている。

なのに、選手やコーチ、監督が基本的な確率論に疎かったりするという現状があります。
確率をまともに勉強する機会ってなかなかないですからね。

例えば、.280のバッターが15打席連続無安打の場合、これはどの程度の確率で起こることなのか。
こういう基礎的な部分を理解できないと、いちいちスランプだと言って悩んだり微妙にバッティングフォームを変えたりすることになるんですよね。
それでますます深みにハマっていく。

中日が弱いことにはデータの裏付けがある

他にも数字の話として、以前の中日が安定して強くて、ここ数年安定して弱いことには理由があります。
というか、かなり明確なデータがあるんです。

これはディープな中日ファンならみんな知っていると思いますが、四死球、与四死球の数ですね。

落合時代、チーム四死球は常にセリーグトップクラスでしたし、与四死球の少なさも同じくトップクラスでした。

落合監督って実は結構セイバー寄りなんですよね。
本人に自覚はないと思うし、バントは好きでしたけど。

で、ここ最近の中日は真逆です。
2017年はどちらもリーグワーストですね。

プロ野球って分解していくと意外とつまんない要素もあって、上記の四死球数と怪我人の数でペナントの行方が大きく変わります。

ですので、四死球を増やす、被四死球を減らす指導をします。

具体的には見逃し三振で攻めない。
四球を嫌がって連打を食らってもお咎めなし。

この辺を嫌うから四死球の指標がどんどん悪くなっていくわけで。

とは言え努力目標だけでは弱いです。
今までの常識の力は強いですからね。

なので、思い切って四球一つで結構大きい報奨金がもらえるなど、明確な利益を作ります。
明確な利益があって、初めて選手一人ひとり、コーチ一人ひとりが真剣に考えるわけです。

どうしたら四球一つ余分に奪い取って来れるのか。
どうしたら四球を出さずにピッチングできるのか。

上記の確率論や四球論のように、数字を突き詰めていくとやるべき野球は変わってきます。
確率統計重視で、感覚論や精神論ではなく、選手一人一人が明確な目標を持ってプレーできるようにしていきたいですね。

野球って個人が数字を追い求めることが、結果的にチームの勝敗に繋がります。
強すぎる自己犠牲、フォアザチームの精神は害悪だったりします。

現実的には、選球眼は後天的に伸びないらしいんですけどね。
とは言え本気でやってみないと分かりません。

ダメなら選球眼の良い選手を集めるしかないですね。

優先順位4位 3軍制を敷く。フィジカル強化。怪我を減らす

今度は育成の部分。

お金の問題があるので何とも言えませんが、やはり3軍制は有利です。
特にピッチャーは意外な素材が伸びてきたりするので、抱えられるだけ抱えたほうが確率的には有利ですね。

ソフトバンクは育成からいいピッチャーが育ってきています。
うちも三ツ間とか育ちましたが、これをもっと増やしたいってことですね。

あとは昨今の意識の高いプロ野球選手の間では当たり前になっているフィジカル強化。
少しずつトレーニング革命が起きていますよね。

どちらかと言えば中日という球団はそこがチームとして徹底できていないと感じるので、もう少し徹底したいですね。

これも確率論の延長と言うか、ちょっとでもパワーが強いほうがバッティング時のインパクト力は上がり、内野を超える確率は上がります。
とにかく走り込めー投げ込めーとかじゃなく、効率的に必要なトレーニングができるように徹底したいですね。

スポーツ科学に基づくことで怪我も減らせるはずです。
というか、単純に他球団やMLBの良い部分をもうちょっと真面目に取り入れましょうって話。

山本昌さんとか岩瀬とかはワールドウィングとか通ってましたが、あれって個人的に行ってますよね?
もっとチームとして取り組みたいですよね。

優先順位5位 コンテンツ販売

重要なKPIであり、すべてのもとになるお金の部分。
ここは改革できる部分はいくらでもあると思います。

先に書いたとおり、球場に脚を運んでもらいお金を落としてもらう、年間シートを企業に買ってもらう、放映権あたりが従来型の売上の大きな要素でしたが、ちょっと時代に合ってないんですよね。

もちろんそれを消す必要は無いんですけど、というかこれらも伸ばせるなら伸ばしていくべきなんだけど、ちょっと厳しいぞっていう。

で、僕みたいに中日愛が強くて、価値があるなら月5,000円~10,000円くらい支払いたい人って意外といると思うんですよね。

「球場に脚を運ばないけど熱心なファン」
この層にもっと積極的にアプローチしたいです。

具体的には動画販売、データ販売などのコンテンツ販売がメインになるでしょう。
なんだかんだで今でも特定の選手の動画やデータは手に入りづらいので、十分商売になると思います。

あとはVIPサービス系とか。
ソーシャル消費できるリアルイベントとか、贔屓の選手に投資できる仕組みとか。
そうやって接触時間を増やしていけば、球場に行く回数も増えていくかもしれません。

年間シートや広告以外で、企業に買ってもらうものも用意したいですね。
名古屋の企業は内部留保が多い企業も多いと思うので。

特に今回僕がこの記事を書いている通り、球団運営に関わっている感のあるサービスは受けるかもしれませんね。
僕もそれが中日にとって良い方向へ向かうなら買いたいのでw

まとめ

この運営方針に共感してくれる人、全く共感できずにもっと自分らしい運営をしたい人、色々いると思います。

そんなファン心理がうまく消費につながり、それが球団の強化に繋がる流れを作れればいいんですけどねー。

最後にもう1回書いておきますが、ご連絡お待ちしております!

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名古屋在住の30代。
Webマーケター、投資家。

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