転職で書類選考率を上げる方法。書き方よりも資格取得が現実的
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転職・就職・キャリア
転職の書類、書き方ばかり気にしていませんか?
転職活動の第一関門、それは書類選考ですね。
「よし、転職しよう!」と思い立ち、履歴書・職務経歴書を書いてみて、単に自分の学歴や職歴を並べただけになってしまった。。。書類選考がなかなか通らない。。。
こんな状態に陥ってしまう方も多いのではないでしょうか。
わたしも初めての転職活動のときは、このような状態でした。
「手書きで真面目さをアピールする」
「志望動機を工夫する」
「魅力的な自己PRにする」
このような小手先のテクニックに踊らされ、「女性ならではのきめ細やかさで誠実に仕事に取り組みます」など、訳のわからない自己PRを書いたりしていました。
手書きで。
当時のわたしは転職の書類選考とは何かを全く理解していませんでした。
少々きびしい表現ですが、転職は企業側と求職者側の戦争です。
単に自分の学歴や職歴を並べただけ、ネットで調べた小手先のテクニックでお化粧しただけの書類を提出するのは、竹やりを持って戦場に行くようなものです。
即死して当たり前ですよね。
戦いに勝とうと思ったら、武器が必要なんです。
書類選考における武器。
それは「ある程度の難易度が高い資格」です。
わたしはこれを手に入れたことで、転職でキャリアアップすることができました。
武器になる資格はなにか、その勉強法も合わせてお伝えします。
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武器になる資格をとる意味
武器になる資格とは、「ある程度の難易度がある資格」です。
誰でも取れる簡単な資格をいくつ並べても意味がありません。
「ある程度の難易度がある資格」なら、あなたが平均以上の学習能力・目標達成能力を持っていることを証明できます。
逆にあまりにも難しい資格、例えば弁理士や弁護士などは専門性が高すぎるので、転職できる分野が限られてしまいます。
私は「ある程度の難度のがある資格」にITストラテジストとTOEICを選びました。
それぞれについて詳しく書いて行きます。
武器になる資格 その1 ITストラテジスト
ITストラテジストを選んだ理由
ITストラテジストは、情報処理技術者試験の中で唯一の国家資格であり、最高峰なのでIT系企業ならどこにでも訴えるものがあると考えて選びました。
IT系の仕事をしている人なら大抵なにか一つは情報処理技術者試験にパスしているのですが、ITストラテジストを持っている人は少ないので、レア感もありますしね。
ITストラテジストを取った成果
ITストラテジストを取得した結果、未経験だったシステム企画職に転職することができました。
年収もアップしましたし、仕事の幅もグッと広がりました。
この時は30半ばだったので、正直未経験の仕事への転職は厳しいと、転職エージェントに言われていました。
それなのに年齢と未経験の壁を突破できたのは、この資格を持っていたのも一つの要因です。
武器になる資格 その2 TOEIC930点
TOEICを選んだ理由
TOEICスコアを履歴書に書けるのは800点からと転職エージェントに言われました。
900点以上は受験者の約3%しかいないそうです。
800点台がほとんどの中、900点台のスコアを履歴書に書ければ、英語がある程度できると採用担当者に思わせることができると考えました。
TOEIC930点を取った成果
1度目の転職の時はTOEIC700点台。
履歴書に書くことすらできませんでした。
2度目の転職の時はTOEIC930点だったので、ドヤ顔で履歴書に書いたところ、外資系企業からのオファーが多数飛んできました。
また国内企業からも、英語ができる人だけのプレミアムオファーがありました。
「英語ができると年収アップできる」を痛感しましたね。
「英語ができる」 = 「自分を売れる転職市場が広がる」ってことです。
価格交渉で有利になるのは当然なんですよね。
実際に2度目の転職の際には、年収が100万円アップしました。
このときは40歳を過ぎており、「年収が下がっても仕方ないかな。。。」と少し後ろ向きな気分で転職活動をしていたので、自分でもビックリでした。
しかも結局、面接を受けたのは2社だけ。
本当に短期間で転職することができました。
もしあなたが「年収アップしたい、仕事の幅を広げたい」と思っているのなら、英語を身につけるのが一番手っ取り早いですよ。
google翻訳が普及しているから、今さら英語を勉強する意味ないなんて風潮もあります。
はっきり言って、まともに仕事したことある人のセリフなのかな?と思ってしまいます。
会社で使う情報を全部google翻訳にかけるなんてできるわけ無いじゃないですか。
情報が全部googleにダダ漏れですよ。
また、仕事をするのにいちいちgoogle翻訳を使う人と、google翻訳を使わない人だったら、後者の方が仕事のスピードが早いのは目に見えていますよね。
英語ができる人材は転職市場でまだまだ有利です。
資格試験勉強法
さて、持っていると転職に有利な資格試験にどうパスするかですよね。
それぞれ自分にあった勉強法があると思いますが、ご参考までに、わたしがITストラテジストとTOEIC930点を取得した時の勉強法をお伝えします。
汎用性があるので、他の資格試験にも応用できるはずです。
ステップ1 一週間のうちに確保できる勉強時間を把握する
一週間のうちに確保できる勉強時間を把握しましょう。
わたしは平日1時間、土日それぞれ5時間で計15時間/週 確保していました。
残業が多かったり、家事・育児で時間を作るのが難しい人も多いと思います。
でも、あなたは本気で今よりいい仕事に転職したいんですよね?
本気ならこれくらいの時間は未来の自分に投資できるのではないでしょうか。
ステップ2 学習スケジュールを立てる
公式の模擬試験、もしくは過去問を購入して、制限時間内に解いてみましょう。
採点後に自分のスコアと合格ラインのスコアを比較してみてください。
自分の今の実力がどの程度か把握できます。
以下の2つの式に従って、学習スケジュールを立てましょう。
1.合格ラインの実力 – 今の自分の実力 = 合格までに必要な勉強量
2.合格までに必要な勉強量 / ステップ1で把握した勉強時間 = 学習に必要な期間
ステップ3 問題集を繰り返し解く
何冊も問題集をやるより、1冊をじっくりやった方が学習効果が高いです。
間違えた問題は、なぜ間違えたのか理解して、解けるまで何度も何度も繰り返しましょう。
苦手分野があるなら、スキマ時間も利用して復習するといいです。
私は良く間違える問題を100円ショップで買った小さいノートにまとめておいて、電車の待ち時間やトイレなどの、ちょっとした時間に見返していました。
地味ですが、これが意外に効果的でした。
「問題集を繰り返し解く」→「模擬試験で進捗確認する」
基本的にこれを繰り返し、スキマ時間に苦手分野の復習を行っていれば、だんだん実力が伸びていきます。
最初は結果が出にくいので不安に思うかもしれませんが、正しい努力を積み重ねていれば、必ず結果はついてきます。
資格を取ったら本当に転職しやすくなるのか
ある程度の難易度がある資格は、採用担当者の目に留まりやすいです。
わたしも難関資格を履歴書に書けるようになってからは、面接時に資格のことを必ず聞かれたので「ああ、見られてるんだな」と実感しました。
結果として年収もキャリアもアップできたので、転職の役に立ったことは間違いありません。
でも振り返ってみると、仕事から帰ってきて勉強するのは確かにしんどかったです。
残業が多い時は「勉強なんかせずに寝たいなぁ」と思うことがありました。
それでも人生変えたい!って気持ちの方が強かったので、勉強は続けていました。
あなたは仕事から帰ってきて、問題集を開くこともできます。
テレビを観ることもできます。
どちらを選ぶか迷ったときには、「転職は企業側と求職者側の戦争」だと言うことを思い出して欲しいです。
一度勝てば年収もキャリアもアップすることが可能です。
年収とキャリアがアップしたら、人生の自由度が上がります。
でも準備しないと確実に負けるんです。
戦いに勝って自由を勝ち取る人生と、負け戦を続ける人生。
あなたはどちらを選びますか?
まとめ
書類選考を通りたければ、書き方よりも、しっかり資格試験の勉強をした方が効率的です。
ただ転職エージェントで書類の添削をしてもらい、マイナスを0にしてもらう努力は忘れずにしておきましょう。
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