コロナショック後の日経平均&ダウの株価予測。投資歴17年のトレーダーが解説
公開日:
30代セミリタイアブログ, 仮想通貨投資
相場が荒れまくっています。
名称はもうコロナショックで良いのでしょうか?
僕も正直喰らいまくっています。
現在進行形で、日本株&米国株で3,000万円くらいのドローダウン中です。
記事タイトルで投資歴17年のトレーダーなんて権威性を持ち出してみましたが、現実はこんなものですw
自己紹介として、生涯トータル利益では億を超えています(ほとんど仮想通貨だけど)。
ちなみに、株は食らいまくっていますがBTC投資は安定しています。
年初からのチャートはこんな感じ。
「だったらビットコインだけやってればいいんじゃないの???」という声が聞こえてくるw
あと、以前に記事を書いたことがありますがライブドアショックをまともに食らっていますし、リーマンショック等もこの目で見てきた経験があります。
↑のビットコインそろそろ危ないよ警鐘記事はリアルでもかなーり反響あったので、今回はそれの株版、全体版のイメージ。
現状の相場でどうしていいのか分からない不安な投資初心者さんも多いと思うので、これまでの経験を元に僕の今後のイメージを共有しておきます。
個別株、指数、高配当株、REIT、インデックス投資、BTC投資まで、それぞれに対する見解も書きます。
というか、Twitterでは小出しに出しているんですが、140文字だと限界があるので一旦記事としてまとめておく感じ。
こういう相場はどちらにも大きく動くから、それぞれシナリオ想定して対処するのがいいね。
単純な話、今晩のダウは市場最高の上げ幅で戻ってくるなんてことも普通にあるってこと。
その上で、ギャンブルしたい人はすればいいんじゃないかな。— web軍師@新しいセミリタイア (@webgunshi48) March 2, 2020
久々にBTC現物を買ったよ。
逆神にならないことを祈るばかり。
半年くらい持ちたい。— web軍師@新しいセミリタイア (@webgunshi48) January 6, 2020
ビットコ様、売ってしまいました。
やっぱり半年も持てませんがな。また二週間以内には買うと思うけど。
というか5分後に買ってるかもだけどw— web軍師@新しいセミリタイア (@webgunshi48) February 13, 2020
こんな感じでここ最近は結構バチバチ当てていますが、それでも僕の収支は大幅マイナスです(泣
その理由も簡単に書いてみます。
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相場の現状分析
まずは簡単に現状分析。
というか敗因分析。
コロナを甘く見ていた
に尽きる。
「結局、単なる新型の風邪じゃん?致死率も普通だし、高齢者が亡くなってるだけじゃん?」
という思考から抜け出せなかった。
あと、急落スタートまでにタイムラグがありましたね。
日本とアメリカでの差。
日本では既に始まっている中であまり下がらなかったので軽く考えてしまった。
この2つでポジション調整を怠ったのが敗因。
大きな部分で間違いをおかしてしまうと、個別で予想が当たりまくっても取り返せません。
上記の予想の通り3月2日の寄りで日経レバを思いっきり買って3月3日の寄りで全利確したりしていますが、それも焼け石に水。
中長期投資に関してはもうそういう方針で投資しているのである程度ドローダウンを食らうのはしょうがない。想定内。
流石にちょっと食らいすぎなので、多少なりともポジション調整しておかなかったのは大きな反省点。
ここ一週間の急落を受けて、ようやく資産守るモードに頭を切り替え。
結局、急落というか調整は何かのきっかけ待ちの要素もあったわけでね。
コロナ要因だけで考えたのが失敗。
今後の株価のイメージ
これも率直に。
分かんない
が本音w
怒らないでw
丁寧に言えば両方の可能性があるということですね。
で、これは誰だって分からない。相場本人にすら分からない。
天気予報における初期値鋭敏性みたいなもの。ググってみて!
ちょっとした要因で結果は大きく変わっちゃうわけですよ。
もちろん適当に示すことはできるけど、そんなのは本当に勘でしかない。
そういうものを見てただ単に安心したい心理はまずいです。負けの始まり。
分からないものは分からない。
分からない前提で都度対応していく。
どういう対処ができるのか考える。
そのために色々なシナリオを想定しておくのが重要です。
過去から学ぶということ。
2つのシナリオ
分からない中でも、大きく分ければ2つのシナリオに分けられます。
一つは、ダウは調整を必要としていたのでその調整に過ぎないというシナリオ。
3ヶ月~半年程度で高値を奪還。
当然日経平均も連動。
イメージとしては、2011年8月の急落ですね。
↓がそのときのダウのチャート。
高値からの下落割合はちょうど今の相場と同じくらい。
今後2ヶ月程度レンジで揉み合って、ビクビクしながら高値を目指していく。
このシナリオも十分ありうる。
というかこの可能性が一番高いとは思ってます。
現時点では。
悪いほうのシナリオ
もう一つは、8年続いた米国株の右肩上がり相場が終わりを迎えたというシナリオ。
高値奪還は数年後、もしかすると一生無いかもしれない。
これも十分ある。
永遠に高値奪還しないシナリオは5%以下だけど、常に可能性はある。
可能性がある以上、対処できるようにしておく。
仮にこの暴落が色々な場所に連鎖してリーマンクラスに育ってしまった場合、下げ幅はまだまだ全然足りません。
1年かけて約半分くらいになったわけで。
こちらも当時のダウのチャート(月足)。
日経平均はそれに準ずる。
なので、ダウが半分になれば日経平均も半分になる。
つまりここから1年かけて12,000円になるということです。
ダウも日経もパンパンに膨れ上がっていたので、こっちのシナリオも普通にありえる。
安易な買いが如何に危ないかよく分かるはず。
大型株で半分だから、小型株なんて目も当てられませんよ。
資産を守るモードとは、こういう相場が来た場合に破産しないことです。
ポジション調整の重要性がよく分かると思います。
一応書いておきますが、流石にこのクラスまではいかないと信じたい。
今回の要因でここまでの経済ダメージはないと思う。
だけど可能性は想定しておく。
個人的に感じる相場の難易度
現状の相場における、個人的な難易度は以下の通り。
BTC < アメリカ個別株 < 日本個別株 < 指数 < 為替
正直に言って、僕は指数(ダウ先物や日経平均先物)や為替でトータルで勝てる気はしません。
その程度のトレーダーだと自覚しているし、指数はそれくらい難しい。
ここで退場していく人を何度見たことか。
個別要素が入ってくるほうが当然ギャップが生まれ、戦う糸口が見つかることは覚えておくと良いと思います。
BTCも数年前に比べれば難しくなったのは間違いないんだけど、僕の収益チャートが示す通り結局他に比べればまだまだ甘いかな。
ただ、これは各個人によって感覚は結構変わると思います。
FXで結果を出し続けている人もいるわけで。
為替は超短期じゃないと無理だと思いますけどねー。
初心者さんはこれだけ覚えて帰って!
この相場で初心者がやってはいけないことは以下の通り。
・ナンピン
・値ごろ感で買って塩漬け
・材料で右往左往する
・安易な指数売買
全て地獄への片道切符です。
ぶっちゃけて言えば「触らない」が一番いいんだけど、とはいえこういう相場を経験せずに投資家として成長することはない。
だからアドバイスは常に難しい。
本気であれば頑張って付き合うって感じかなー。
外から見てるだけでは何も分かりません。
各投資ジャンルに対する所感
各投資ジャンルに対する見解も簡単に書いてみます。
日本個別株
戻ってきた場所でポジション縮小、損切り。
信用ポジションがあればもちろん切る。
現物まで全てクローズする必要はないかもだけど、それは自分の性格と照らし合わせて。
心理的負担が嫌なら切っておくのが一番いい。
持ち続けるなら最悪半値以下になることを想定。
あと、上に書いた通り安易に買い戻さない。
高配当株&REIT
銘柄によるけど、利回りが堅い(配当がここから数年減らない)なら放置でOK。
利下げが続くなら理屈上はREITは有利なはず(配当が減りにくい。むしろ増える)。
僕もこの辺はある程度ホールドで対応する予定です。
とは言え目先の株価は下がっていくので気持ち悪いですけどね。
インデックス投資
何も考えずドルコストで追加。
そういう方針がインデックス投資なんだから。
やるならそこを貫かないと意味がないと思います。
インデックス投資をしている人が下手に動いて、インデックスにパフォーマンスで勝つことはほぼほぼないです。
ただ、個人的にはインデックス投資は多くの人が思ってるよりは危ないと思っています。
一つの最適解ではあるけど、唯一の絶対勝てる投資法ではない。
ここを信じすぎている人、最近増えている気がしてます。
「5年10年の覚悟があれば、いずれ戻ってくる」みたいな言葉をよく見かける。
インデックス投資というのはわかりやすく言うと、
たまたま100年続いた法則が今後20~30年続くと信じる投資法
と言い換えられます。
時代の移り変わりが早くなっている中で、果たしてここだけ変わらずに進んでいくのかは何とも言えません。
これは全部説明すると長くなるので書くなら別記事で書きますが、インデックス投資で20年後に勝ち越している確率、せいぜい6~8割程度だと思っています。
100%に近いと思っている人、結構いると思う。
インデックス投資を貫いてこれくらいだから、現実としては勝ち越すのは全体の3~4割程度まで下がります。
この理屈、分かりますか?
アメリカ株
戻すシナリオであれば大型からですよね。
特にコロナの影響を受けにくいもの。
僕はAmazon株を絶賛放置中です。
全体のポジションを考えて、戻ってきたタイミングで処理する可能性はあります。
今後の動向を見ながら注意深く判断したい。
結局はポジション量の問題ですよね。
為替
全く分かりません!
やるなら超短期だけにするのがいいのでは?
為替を中長期で当てられる人、いるのでしょうか???
仮想通貨(ビットコイン、BTC)
年初に半減期相場を見据えて現物買いしました。
で、イメージとしては3月中旬から下旬くらいにクライマックスを迎える感じでした。
ただ、外部環境が一気に変わってしまった。
こうなってしまったら半減期前の急騰はもう無いと僕は思ってます。
むしろ、その期待が剥げたら年初水準まで戻るかなーと。
半減期後の相場に関しては、2~3ヶ月後からじわじわ始まる可能性を想定しています。
でも、結局コロナ次第かなー。
今後もショートも含めて甘い場所は触っていくつもり。
まとめ
以上が今日時点でのイメージですが、こういうのは明日になれば変わるものです。
で、その都度イメージの修正をしていくのです。
とにかく過去から類推して色んなパターンのシナリオのイメージしておくことが一番大切ですね。
そして、そのイメージを裏切り続けるのが相場の本質と言えます。
多くの人が嫌がる方向に進んでいく、ということは頭の片隅に入れておいてください。
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