自分の意思で物事を決められない人は意外と多い。副業や投資は慎重に

自分で決めるってのは意外と難しい

個人の収入を増やすために、副業や投資をするのが当たり前の時代になってきました。
もう本当に副業の手段なんていくらでもありますからねー。

とは言え、全体から見ればまだまだ少数派ですけどね。

そんな中、副業界隈、投資界隈の初心者さんを見ていて思うことがあります。

自分の意思で物事を決められない人は、決断の多い副業や投資はやめておいたほうがいい

ってことです。

これをもう少し突っ込んで言うと、

世の中には自分の意思で物事を決められない人は意外と多い

ということですね。
冷静に、自分がどういうタイプの人間なのか見極めて欲しいんですよね。

そういうタイプの人は、意思決定の少ない副業や投資をしたほうが幸せになれる確率が上がります。
副業で言えばバイトをWワークでやるとか、投資で言えば海外index投資とか、最近ならウェルスナビとかかな。

衝撃的だった過去の話

今回はこの路線で話を進めていくのかと思いきや、

私が今までに出会った中で、衝撃的だった意思決定できない人

の話を書きます。
なんか急に昔のことを思い出して書きたくなったってことですw

なので副業や投資の話はこの後一切出てきません。
記事タイトルと内容に乖離ありです。すいません！

あ、ちなみに、「人間にはそもそも自由意思があるのか？」みたいな哲学かぶれの話は今回は無視しますのでご了承ください。

大学生といえばコンパ

あれは大学３年のとき。
名古屋の某女子大のコ達とコンパすることになった。

３対３のコンパで、もちろん初対面。
会ってみるとなかなか悪くない感じのコたちで、居酒屋でのトークは結構盛り上がり、十分当たりと言えるコンパだった。

個人的には「このコ！」ってコは特に見当たらなかったのでそこまでテンションが高かったわけでもないけど、今日が楽しければそれでいいし、次に繋がれば（仲良くなって同じ大学のコを紹介してもらえれば）それでいいと思ったw

そんなコンパだったので、当然、

「次はどこに行く？」

みたいな話になった。

俺はカラオケ好きなので、

「じゃあとりあえずカラオケ行こうぜー」

と言って、カラオケに行く感じの流れになった。

はずだった。

あれ？なんかおかしいぞ？

「カラオケすごく行きたいけど、門限があるから行けない。。。」

一人の女のコがこんなことを言い出した。
仮にAちゃんとしよう。

うん、まあしょうがないよねー、一応お嬢様学校だし門限とかあるよねー残念。

俺はそんなことを思って、Aちゃんに、

「あー残念だね。じゃあAちゃんはここでバイバイだねー」

みたいなことを言ったら、

「でも行きたい！楽しいからみんなと一緒に行きたい！」

みたいなことを言い始めた。

めんどくさくなりそうな予感が

この時点で俺的には何となく違和感を感じたので、その後の対処は連れや他の女のコたちにまかせて話を聞いていた。

「じゃあ一緒に行こうよ！」

「門限があるから帰らなくちゃ。。。」

「じゃあ駅まで送っていくよ」

「いや。みんなと一緒にいたい」

「え？じゃあどうするの？」

「分からない。。。」

Aちゃんは背が小さいことも手伝ってか、居酒屋コンパの時点で子供っぽい印象はあった。
話している内容からも子供っぽい、妹っぽい感じはあった。

まあでもそういうのが可愛げになったりするし、特に何とも思っていなかったんだけど、ココらへんから徐々に地雷感を感じ始めた。

「今日はもう思い切って冒険しようよ。門限破ってみんなでカラオケしちゃえばいいじゃん」

「無理なの。お父さんとの約束を破れない。。。」

「じゃあ今日は諦めなきゃね。また今度の機会にカラオケしようよ。今日は俺たちだけで行くよ」

「いやだ。行きたい。。。」

彼女の出した結論とは？

もう俺としては話を聞いていて「？？？」だったし、正直めんどくさいし、段々酔いも醒めてくるしカラオケテンションも下がってくるし、話を聞いてることすら嫌になってきた。
なので、解決するまで連れとしゃべったりしていた。

15分くらい待って、ようやく他の女のコが状況を報告してくれた。

「Aちゃん、門限は破れないけど、どうしてもカラオケに行きたいから、ここで終電が無くなるまで待ちたいんだって」

？

？？？？？

？？？？？？？？？？

正直、最初は何を言ってるのか理解ができなかった。
ただ、徐々に怒りと、やるせなさと、失笑と、ある種の興味みたいな不思議な感情が沸き起こった。

・門限を自分の意思で破ることはできない
・でも、みんなとカラオケに行きたい

この２つの矛盾する条件をどちらも満たすため、彼女は「門限を自分の意思で破るのではなく、外からの力でしょうがなく破らなきゃいけない状況を作りたい」というものすごく消極的な提案をした。

自分の意思の放棄という意思表示。
高らかな「意思決定はできません」宣言！

ちなみに時間は22:30。
終電まではまだ１時間半もある。

この状況、つっこみ始めたらキリがない。

・今カラオケに行っても、１時間半後にカラオケに行っても門限を破るのは変わりない
・今から１時間半、俺らの時間を無駄に奪うことに対して、何も感じないのか？ここで何をするの？
・あなたの想像する「楽しいカラオケ」は、１時間半後には既に無くなっているのではないか？

なにより、そもそも論として

コンパに何しに来てんの？彼氏探しじゃないの？こんなわけの分からん対応をされて胸キュンする男子がこの世のどこにおんねん

って話。

なあなあで終了

もう面倒くさすぎるのでキレて帰っても良かったんだけど、俺らも若かったってことと、なんかあまりにもありえない状況に飲み込まれて俺らもただ笑うしかなかった、みたいな感じになり、結局その場で終電時間が過ぎるまでやり過ごした。

自分の想定外の発想で、こっちの思考力を奪われたみたいなw
どうやったらそんな結論になるの？？？みたいな。

１時間半後、ほぼシラフに戻ってテンションガタ落ちしている中カラオケに行った。
Aちゃんは自分の希望通りになり、ちょっと笑顔が戻った。

とは言え当然ながら大して盛り上がるわけでもなく、だらだらした感じでオールして始発で帰った。

その帰り道、一人の連れと「すげーコがいたなー。世の中には想像できない怪物がいるもんだなー。なんか分からんけど勉強になった」みたいな話をして帰った。
ここまで自分で決められない、決めたくないという人は初めて見たし、個人的に結構衝撃的な体験だった。

そして伝説へ

一週間後、もう一人の連れから更なる衝撃発言があった。

「おう、Aちゃんと付き合うことになった」

いたーー！すぐ隣にいたーー！あの状況で胸キュンする男子、奇跡の大発見！！！

多様性。
人の価値観ってのは自分の想像を遥かに超えるんだなーと、非常に勉強になった若き日の思い出でした。