働く理由とは?お金?やりがい?みんなで働かなかったらどうなる?
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転職・就職・キャリア
就活生、新社会人にお送りする「働く理由」
みなさん、働いていますか?就職活動頑張っていますか?
日々の苦しい仕事や就職活動という現実に追い込まれる中で、
「あれ?なんで働くんだっけ?」
という素朴な疑問にぶち当たっている人も多いのではないでしょうか。
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働く理由とは?
現代の社会は複雑で、情報が溢れかえり、あらゆる「意味」が見えにくくなっています。
そのせいで、意味を考えることを放棄してしまう人も多いですね。
今回はそんな素朴な疑問「働く理由とは?」について書いてみます。
男性なら40年くらいは働くわけですし、ちょっと一緒に考えてみましょう。
結局はお金のため?
「なぜ働くのか?」
というテーマについて考えた場合、多くの人の答えは、
「お金を稼いで生活するため」
でしょうね。
もちろんその他にも、やりがいだとか、楽しさだとか、経験を積みたいだとか、みんながやっているからだとか、人それぞれ色んな理由があるかとは思いますが、根底にあるのは「お金」です。
ぶっちゃけ、今後一生変動リスクのない不労収入が月に100万円あったとしたら、今すぐ就職活動をやめる就活生、会社を辞める新入社員は多いのではないでしょうか。
いや、みんなと違うことをやるのは怖いから、結局はまず働いてみる人が多いってのが正解かもしれませんね。
働いてばかりの人生は裕福なのか?
でも、ちょっと考えてみてください。
これだけ発展して裕福になったはずの日本で、なぜ人生の大半を仕事につぎ込んでお金を稼いでくる必要があるのでしょうか?
なぜ終電まで残業しなきゃいけないのでしょうか?
もう少しみんなでのんびり暮らすことはできないのでしょうか?
働いてばかりの人生って、本当に裕福なのでしょうか?
昔はどうだった?
2500年前の古代ギリシャで、「哲学」というものが発展しました。
哲学とは、簡単に言えば「なんでだろう?どうなっているんだろう?」の追求ですね。
なぜそんなものが発展したかといえば、「暇」だったからです。
ではなぜ暇だったかといえば、奴隷制度が確立していて労働は奴隷がやっていて、家のことは女性がやっていたので、男性は特に何もやることがなかったからなんです。
やることがないから、議論や弁論ばかりしていて、色々と思想が煮詰まっていったわけですね。
哲学のことは今回は置いといて、2500年前の国家ですら働かなくて自由に生きられる人生があったということです。
ちょっと考えてみてください。
今の日本と、どちらが裕福なんでしょうか?
現代は資本主義経済のもと、経済的奴隷と経済的自由人がいると考えれば、2500年前とあまり変わっていないといえば変わっていないのかもしれませんね。
100人に1人だけ働く世界
ここで一つの思考実験をしてみましょう。
科学が発展した現代では、計算上はおそらく100人に1人が働けば、残りの99人は特に何もしなくても生きていけます。
生活に必要な「衣」「食」「住」は十分賄えます。
必要な物は全て配給制になり、お金すら必要ありません。
別にみんなで必死になって働く必要性はどこにもないんですよ。
毎日適当になんかしてればいいんです。
じゃあ、毎日適当に何をしましょうか?
ゲーム?ゲームなんかないですよ。
衣食住以外の仕事は誰もやってないんですから。
映画?そんなものないですよ。
レストラン?そんなサービスを作ろうと思ったら、労働人口を増やさなきゃいけないからありません。
配給されているお米やお肉を食べていればいいんです。
量としてはそれで十分足りているわけですし。
暇を持て余す
そうなってくると、やっぱり人生暇ですよね。
毎日同じようなものを食べて、同じようなもの着て、適当にしゃべって終わりです。
そんな中、頭のいい行動力のある人間が暇つぶし遊びの延長で、「こんなの作ったよ」と、何らかのサービス(マンガでもレストランでもかわいい服でも何でもいい)を産み出します。
そのサービスは、最初は周りの人が自由に受けられたかもしれませんが、そのうち、
「俺はこんなサービスを作った。このサービスをあげるから、優先的にそのサービスをくれ!」
なんて人間が現れて、気づいたらサービスを受けるには何らかの対価が必要になってきました。
すると、暇つぶしの面白いことをたくさんやるためには、自分も何らかのサービスを生み出さなくてはいけません。
配給されてるお米なんかを持っていっても、誰もお米には困っていないですから価値を見出してくれません。
気づいたら、人生の暇つぶしのためにみんなでサービス合戦を始めだしました。
あれ?現代と変わらない?
こういう状況が成熟していくと、あらら不思議、物々交換、サービス交換では不便なので、モノやサービスの尺度を計ったり対価を分かりやすくするために、なくなったはずの「お金」が復活してるじゃないか。
さらに成熟すると、あれれ?第三次産業が発展している今の日本とほとんど同じ状態になるんじゃないか。
実際には配給制度(社会福祉)が少ないから、より競争させられているわけですけどね。
資本主義経済の基本的な構造
つまり、自分達が毎日あれやこれやと様々なモノやサービスを消費することによって、逆に仕事によってがんじがらめになっていくという構造があるわけですね。
モノやサービスが欲しいから、とにかく働いて勝ち取るしかない、という現状が作られています。
だからと言って、モノやサービスを受けないように努力しても無意味です。
社会構造が資本主義経済という形をとっている限り、モノやサービスの大量生産、大量消費をしない限りは社会は発展していかないわけで、結局はこの構造からは抜け出せないのです。
私達は社会の中で生活しているので、そこにある基本的な仕組みからは逃れられないわけですね。
まとめ
就活生、新入社員に前向きな気持ちになってもらうものを書こうかと思っていましたが、見事なまでに逆の記事になってしまいました(笑
とは言え、これがシンプルな現実なんです。
働くことに意味や理由があるというよりは、必然的にそうなってしまうということですね。
現代のジレンマは、若い世代は上記のモノやサービスをあまり欲していないというところにあります。
とは言え、それはインターネットなどの安価なサービスが増えたからそう感じるんですけどね。
大してお金が欲しくないのに必死で働かなくてはいけないので、働くことに意味を見出したくなるわけですね。
新入社員向けの記事
悩める新入社員向けの記事書きました。
よろしければ読んでみてくださいねー。
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