春一番の定義とは？ピークはいつくらい？春二番もある？

そもそも春一番って明確な定義はあるの？

今週は全国的に暖かくなるようですね。
ここ最近は寒い日も多く、大雪の被害等もあり、ようやく待ちに待った春がくるというところです。

というわけで、今週から春一番も全国的に始まることが予想されますが、そもそも春一番って定義はあるんでしょうか？
Wikipediaを見ますと、「おおむね、立春から春分までの間に、日本海を進む低気圧に向かって、南側の高気圧から10分間平均で風速8m/s以上の風が吹き込み、前日に比べて気温が上昇することを発生条件とする」とあります。
ただ、「日本海を進む低気圧に向かって」という条件は比較的幅広く解釈されることもあるそうです。
つまり、結構アバウトな指標ってことですね。

私も、温かい冬の終わりの日に南方からの風が吹いていると「あーこれ春一番だ」なんて勝手に言ってます。
当然、春一番が吹いた後に冬に逆戻りしたような天候、気温になることはありますし、春の到来の区切りというよりは一種の風物詩みたいなものですよね。

ちなみに、春一番によって雪崩等の事故がもたらされることも多いそうなので、山梨県など例年は大雪被害が出ていない地域は要注意ですね。
今後の更なる被害が広がらないよう、自治体には最善の策を打ってもらいたいです。

春二番、春三番もある。

また、上記の発生条件からも分かる通り、春一番は必ず一度吹くというものではなく、１回も吹かずに春を迎えてしまう年もあれば、同様の風が何回も発生し、「春二番」「春三番」と呼ばれることもあるそうです。
なので、ピークがあるようなものではなく、その年の最初に発生するものを春一番と呼んでいるだけですね。
平均風速などの条件もあることから、その場で確実に「これが春一番だ！」と分かるようなものでもないようです。
後から「関東地方では○月○日に春一番が観測されました」と発表されるわけですね。

日本には四季があり、様々な気象現象が発生します。
そこに名前をつけているのはいかにも日本人らしい発想ですよね。
今年も日本の風物詩「春一番」を感じてみたいですね。