介護転職の面接対策。必ず実行すべき3つの必勝法と、もっと大切なこと

公開日: 介護の仕事

介護転職の面接対策。必ず実行すべき3つの必勝法と、もっと大切なこと

介護転職の面接事情について。経験者が詳しく解説します

転職者にとって、もっともハードルが高いのは面接ですよね。

僕は介護業界で3回転職しましたが、何度やっても慣れませんでした…。

面接といえば、僕が教育担当だったころは施設長から「面接でこういう人が来たんだけど、どう?」と相談されることもありました。

「人が足りていない」「人柄には問題なさそう」という大前提さえクリアしていれば、残す条件は一つです。

長く働いてくれそうな人。

つまり、すぐに辞めない人。

面接では「すぐに辞めなさそう」「しっかり働いてくれそう」という印象を与えることがとにかく重要です。

介護業界で”すぐ辞める人”は珍しい存在ではありません。
本当に困るんです…。

この記事では僕が経験した面接の事例や、採用されるために実行したことについて書いています。

ちなみに、記事のタイトルに書いた「もっと大切なこと」とは、辞めないこと、辞めなさそうなことです。
介護の面接はテクニック面よりも、とにかくこれが全てです。

それを前提とした3つの必勝法も紹介していきます。

あなたが「すぐに辞めそうな人」だと思われないよう、参考になれば幸いです。

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介護業界の面接について。何を聞かれる?

経験者なら
「どうしてうちなんですか?」

未経験者なら
「介護業界で働こうと思ったのはなぜですか?」

この二つは鉄板質問です(笑)

こういったどこの事業所でも質問されるような事は正直に答えるのが一番です。

初めのほうに聞かれるので、変に取り繕っても後々の会話に悪影響が出ます。

とはいえ、前の施設の悪口だったり、介護なら絶対受かりそうだから…なんていう悪い印象を与える言葉はやめましょう。

僕の場合は「環境を変えてスキルアップしたい」なんて言って誤魔化していました。

バイトの面接みたいですが「家から近かったので」は実際とても使われています。

もちろん「家から近く、シフト勤務に対応しやすいので」など、悪い印象を与えない言葉を使うことも大切です。

面接を行う場所によっても質問が変わってきます。
多いのは現場(施設・事業所)で、施設の責任者・採用担当などが面接を担当します。

このパターンは採用の決定権も現場にあることが多く、個人的にはとてもやりやすかったです。

採用となれば一緒に働く人ですし、施設の中を見られたり現場の人しか把握してないようなことも質問できます。

面接の途中で「この施設はこういう勤務もあるんですが、大丈夫ですか?」など採用前提の話になったりすることも多かったです。

現場面接で僕が実際に受けた質問です。

● 夜勤は月に何回ぐらいされていましたか?何回ぐらいが理想ですか?

● 認知症ケア専門士の資格を取られたのはなぜですか?

● 施設介護で大切なことってなんだと思いますか?

介護経験者が現場面接で受ける質問は結構具体的です。

事前に考えておくのも難しいので、正直かつ無難に答えましょう。

3つ目の質問には「チームワークだと思います。一人で出来ることは限られているので、スタッフ同士の意思疎通が上手くいかなければ質の良い介護はできないと思っています。」と答えました。

ぶっちゃけ「職員の人間関係」の一言なんですけどね(笑)

難しいのは本社などで面接・採用を行っているパターン。

この場合は本社の採用担当との面接になることが殆どですが、大きくない企業だと役員が出てきます。

とある企業の施設に申し込んだ時は社長含む採用担当など4人との面接で、めちゃくちゃ緊張した思い出が…。

このパターン、僕の場合は2回しか経験がないのですが2回ともお断りしました。

一つは家から近い施設を希望していたのに、他の施設での採用になったから。

もう一つは面接で実際にどういう現場で働くのかまったく想像できず、リスクが高いと感じたからです。

本社面接をする事業所が悪い!とはまったく思いませんが、合わないリスクは高くなると思います。

採用担当者が一番恐れるのは”すぐ辞める人”

介護業界だけでは無いと思いますが、一番採用したくないのは「すぐ辞める人」です。

最初の数カ月は教育担当と同じシフトになるので、基本的に一人としてカウントできません。

すぐ辞める人はこの頃に辞める人が一番多いですね。
体調不良で欠勤 → そのまま退職というケースを何回見たことか…。

戦力になる前に辞められると、採用した側は何も残りません。

それよりも困るのは、いざ独り立ちしたところで辞められるケース。

介護業界はシフト勤務であることが多いので、一人抜けるとシフトの穴埋めなどで現場は火の車になってしまいます。

この場合の退職理由は「独り立ちして上手くできない」「やっていく自信がない」というケースが多いです。

期間で言えば3ヶ月~6ヶ月ぐらいですね。
本当に困ります。

加えて求人サイトなどから応募してきた場合、紹介料が発生しています。

介護業界にとって「すぐ辞める人」は珍しくないだけに大きな問題です。

だからこそ、面接の際は「長く働きます!」というアピールが超効果的です。

もちろんそう言ってすぐ辞める人も居るんですけどね(笑)

具体的には「未経験ですが、実務経験を積んで介護福祉士の資格取得を目標にしています」など、将来の目標を伝えるのがスムーズで良いですね。

僕の場合、地元から上京する際の面接で「採用していただいた場合は近隣に引っ越します」とお伝えしたことがあります。

これは客観的に見ても「辞めなさそう」ですね(笑)

ちなみに、過剰なやる気アピールはマイナスになることが多いです。
「やる気なら誰にも負けません!」みたいなやつですね。

これは具体的なことを言えない人が苦し紛れでテンションだけ高まって言う場合が多いんです。
こういう人の地雷率が高いのは採用担当者であれば知っています。

というか、もし本当にやる気があれば下記で紹介するような具体的な行動をしているハズなんです。

僕が転職で実行した3つの面接必勝法!

<1>職務経歴書をしっかり書いた

介護業界において“経験者”はとにかく強いんです。

経験者の面接でよく質問されるのは「以前の職場環境」です。

「何人規模のところで」「何人のフロアで」「何名の夜勤で」など、具体的な職場環境を職務経歴書に記載しました。

—————

【記載例】
◯◯老人保健施設 入所介護担当
入所 100名
1フロア 30名前後
職員体制 1:2.5程度

「フロアでは通常業務の他、入所者5名ほどの担当となってケアプランの進捗を記録しケアマネジャーに伝達していました。

ケアプランにリハビリをフロアで行う「自主トレーニング」があり、出勤時はできるだけ担当している入所者とコミュニケーションを取りながらケアプランを実行していました。」

—————

人によって書けることは様々ありそうですが「その人の働きぶり」が見えると採用する側に好印象を与えられると思います。

職務経歴書は面接の場でお渡しするケースが多かったので、面接時にサラッと読めるように文章が長くなりすぎないのもコツです。

<2>転職前に資格を取得した

これは面接においてめちゃくちゃ効果的です。

直近に取得した資格は双方話題に挙げやすいですし、「スキルアップを目的とした転職」に説得力が出ます。

例えば無資格の人が介護福祉士を取っても現場で業務が大きく変わることがありませんよね?

でも転職の理由として「介護福祉士の取得を機に、環境を変えてより一層スキルアップしたい」というのはとても説得力があります。

僕が持っている認知症ケア専門士など、認知症関係の資格も非常に印象が良いみたいです。

民間資格は手当としてお給料へ反映されることが少ないので、純粋な「スキルアップ目的」として受け取られます。
実際そうですからね。

<3>職場環境、労働条件について質問した

経験者でも採用後に環境が合わず、すぐ辞めるスタッフが一定数居ます。

事前の確認をしっかりしておくことで、お互いにリスクを下げることができます。

あまりガツガツ聞き過ぎるとマイナスかもしれませんが「独り立ち(一人夜勤など)はいつからスタートするか」「夜勤時に看護師さんはどのような動き方をするのか」なんかは確認しておきたいですよね。

「昇給ベースは」「有給休暇は取れるか」「希望休はいくつ取れるか」などはめちゃくちゃ大切ですが、この辺は自分勝手というマイナスイメージを与えやすいので空気を読み、言葉を選びましょう(笑)

まさかの不採用。面接で落ちたら検討したい転職方法について

経験者で、介護福祉士を持っているという条件があれば採用率はグンと上昇します。

僕も何十回と面接を受けたわけではありませんが、「お断りされた」ことはありませんでした。

しかし、働いていた施設でとても不運なケースがありました。

1名の募集に2名の応募があり、2名とも長く介護業界で働いていて、資格もちゃんと取得している人だったんです。

採用を担当する施設長も悩んだみたいで、教育担当だった僕に相談してきたことがありました。

僕は「2人とも採用しちゃダメなんですか?また誰か辞めるかもしれませんし…」って正直に伝えたんですが「会社が1人しか採用しないつもりだから無理」とのことです。

有料老人ホームでしたので、「合わない」リスクを考えて前職が訪問介護だった人が不採用になったのですが、とても良い人だったそうで施設長は残念がっていました。

このように、いくら資格や経験があっても運が悪ければ不採用になっちゃうケースもあります。

「複数の応募があった」時に優先してもらえる条件の一つとして「直接応募」があります。

先ほどチラッとお話しましたが、求人サイトや転職エージェントから応募してきた人を採用すると紹介料が発生します。

医療業界ほどではありませんが、介護業界もこの紹介料が経営を圧迫しています。

企業の採用サイトなどから直接応募ができれば、紹介料の発生がないので優先してもらえる…という裏話でした。

とはいえ、求人サイトや転職エージェントはめちゃくちゃ便利です。

介護求人ナビe介護転職などの求人サイトはとにかく多くの求人を見られるので、良い求人が見つかれば直接応募を探すこともできます。

転職エージェントは担当者が企業との間に入ってくれるので「時間がない」「複数応募したい」「給与体系などを詳しく知りたい」人にとっては利用する価値があります。

僕が知ってる中で一番オススメなのはスマイルSUPPORT介護です。

スマイルSUPPORT介護公式サイト:
https://www.h-career-support.com

完全無料で利用できますので、まずは登録して今の不満や希望を話してみてください。

僕のまわりをみてても介護士は転職活動に慣れてない人が多いので、手厚いサポートをしてくれる転職エージェントを選ぶのはオススメですね。

流石に紹介してもらった会社に直接応募するみたいな不義理をしちゃ駄目ですよw
そういうのはバレちゃうし、不義理な人は採用したくないですからね。

スマイルSUPPORT介護は、コンサルタントが代わりに条件の交渉等も行ってくれるのでかなり気が楽です。
特に最初の転職は色々分からないことだらけなので、うまく利用してほしいですね。

もちろん、相談したからと言って必ず転職しなきゃいけないわけではないし、それをグイグイと迫ってくるようなことはありません。

まとめ 介護業界の転職は難しくない

人手不足な上に人材の流動が激しい介護業界は転職が簡単な業界だと思います。

未経験の方を採用する機会も非常に多いですし、経験者で資格を持っている方なら多くの事業所は「ありがたい!」と思ってくれるはずです。

それでも「転職が初めてで職務経歴書とかよく分からない…」「現職が大変で時間が取れない」という方は多いと思います。

転職エージェントはそんな方のためにあります。

採用する事業所側は紹介料を取られますが、利用する僕たちは無料です(笑)

転職でお悩みの方はまず相談してみてはどうでしょうか。
こういったサービスをかしこく使うのは、僕はいい手だと思っています。

スマイルSUPPORT介護公式サイト:
https://www.h-career-support.com


最後まで読んでいただきありがとうございました。
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